沖縄観光情報:循環型のライフスタイルを提案する工務店コザ銀天街星屑工務店

循環型のライフスタイルを提案する工務店 コザ銀天街 星屑工務店

post : 2015.04.29 23:00

 
打ちっぱなしのコンクリートに流木のオブジェ。乱雑に物が散らばってる星屑工務店の事務所ビルは、一見すると汚らしいけど絶妙に調和していて、落ちつく。とはいえ、潔癖な人ならすぐに逃げ出したくなる様な空間だけど。到底日本とは思えない、例えるならインドの混沌さ。

事務所ビルで行われた星屑メンバーも関わるイベントの打ち上げの様子

ビルの屋上から見える景色はまさにインド。夏はBBQなどをしてメンバーが集う憩いの場所。
 
「こういう空間をイイと思える感性の人が好きで、そういう人たちが自然と集まったんです」沖縄市銀天街にある星屑工務店は、株式会社LAPが運営する建設現場を中心に活動するチームだ。
 
 
20代中盤~40代中盤まで、ウチナーンチュも移住者もいる12人前後のアーティスト達が集まった。草刈り、映像、内装、家具造り…などなど、仕事内容は多岐に渡る。若い才能あるアーティストは、その活動のみだと「食べていけない」を理由に道半ばで挫折してしまう人も多い。そこでチームで動く事で生活の安定を確保し、創作活動も同時に打ち込める柔軟な働き方を担保し合っている。建設現場とアーティスト活動はもちろん異なるものだが、アーティストが持つ独特の感性が現場に活かされる事もまた多い。

草刈りを終えた星屑メンバー達
 
このビルはアジトのようで、1階部分は工房や資材置き場、2階にコミニュティースペース、3階はメンバーの住居になっている。2階のコミニュティスペースでは映画鑑賞会や身内のパーティなどイベント的な事もちょくちょくやっているので、私もたまに遊びにいく。ビル自体が彼らの最初の作品。元々はカビだらけで細かく別れていた和室のアパートのようなつくりを解体し、大きなワンフロアにした。

廃材を利用した残波ジャムのゲート
 
人気カフェ•プラウマンズランチベーカリーのステージやカフェイオンカのカウンター、音楽イベント残波ジャムのステージやゲートデコレーション、個人や店舗のオーダーメイド家具など、星屑工務店の作品達は廃材を利用していて独特の味があるものが多い。

廃木材を利用したオリジナルの家具たち
 
「ゴミや処分費用が減るのはもちろん、それが循環してまた新しいものになっていく。そこを意識しないと、たとえ一見うまくいっていたとしてもいつかひずみがでてくる。循環という意味では食はやっぱり重要だから、星屑でも農業を何れやってみたいなと思っています。」

カフェ件ショールームSintaの内装は、全て星屑が手がけたもの

銀天街祭りのステージをつくる星屑メンバー
 
銀天街自体もまた、戦後から昭和にかけてとても栄えた商店街ではあるが、今は通りの多くがシャッターを降ろしてしまっている。しかし、昔ながらの雰囲気をのこしつつ歴史あるその場所は、彼らにとっては格好の「再生したい素材」として魅力的に映ったのだろう。昨年は「銀天街祭り」として有志でフェスティバルも開催され、星屑のメンバーもライブや設営などに関わったり、徐々ににぎわいを取り戻しつつある。最近は事務所の側にSintaというカフェ件ショールームができ、星屑の作品達に直接触れる事できる。そのすぐ側にあるカフェバーたいら用品店・アポロレコードも星屑のメンバーが内装を手がけた。廃れてしまった商店街が徐々に新しいカルチャーよって再生していく様は彼らが手がける現場のリノベーションそのものだ。

世界最大級の壁画も去年完成し、ますますアートに敏感な若者に注目されている銀天街
 
大量生産、大量消費が主流の今、ゴミと思われているものに新たな命を吹き込み循環型のライフスタイルを提案するのは、持続可能な社会にするための彼らなりのアンサーだ。
 
株式会社LAP
http://lap-okinawa.com/
https://www.facebook.com/lapokinawa?fref=ts
 
星屑工務店
電話/090-5733-1192
メール/wildtarkey06@gmail.com
 
沖縄CLIPフォトライター Sandy
 
▼関連サイト: 
フォトライターズダイアリー 037 Sandy編

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