沖縄観光情報:西表島干立節祭

西表島干立 節祭

  • イベント
  • 10
  • Clip

post : 2015.11.28 15:00

500年の歴史があるといわれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている西表島祖納(そない)と干立(ほしたて)集落の節祭(シチ)が11月19日から21日の3日間行われました。
 
お隣同士の集落、祖納と干立は西表島のなかでも最も古い集落のひとつ。節祭は農民の正月とされ、五穀豊穣や無病息災が祈願される島内最大の伝統行事です。
 
初日は、トゥシヌユー(年の夜)と呼ばれ、明日からの準備などが、2日目のユークイでは、儀式や様々な奉納芸能が披露され、たくさんの人が見学に訪れます。3日目のツヅミは、水恩感謝の儀式が行われ、節祭をしめくくります。
 
20日干立では、満潮時間にあわせ、正午すぎに前の浜でユークイの儀式が始まりました。
 

 
船漕ぎをして、祈願が行われるパーリャ。勢いよく漕ぎ出す男性たち。女性たちは船を漕ぐ男性たちを手招きをします。気温は29℃まで上がり、太陽が照りつけるなか、儀式が粛々と行われます。
浜での儀式が終わると、すぐ隣の干立御嶽で、狂言、棒術、獅子舞などの芸能が奉納されます。
祭りの主役とされるトゥーチの4人を囲み、そのまわりを女性たちが円になって踊るアンガー踊り。
 
 
八重山の多くの伝統行事に欠かせない三線。けれど節祭では三線はつかわれません。唄にあわせるのは太鼓のみ。ここで唄われる唄は、三線の唄よりもずっと古いのだそう。

 
豊穣をもたらすといわれているミリク加那志。
 
厳かな雰囲気のなか、「オホホホホホ…」という甲高い笑い声が会場に響き渡ります。干立にだけに伝わるオホホの登場です。
 
 
奇妙な笑い声とともに飛び出てきたオホホ。お金を見せつけ、子どもや女性たちをさそい、つれさろうとしますが相手にされません。オホホは、その顔立ちと身につけるブーツ、言葉が通じないことなどから西洋人との説ですが、なぜこのような神が登場するのか詳しくはわかっていません。
 
 
オホホがばらまいていたお金。

 
獅子舞では、子どもたちが自らむかっていって噛まれようとしていました。
小さな集落の和やかな神行事。500年前から変わらない祈願と奉納が続けられています。
2016年の節祭は11月13、14、15日に行われます。西表島の神聖な行事をみにきてみませんか?
 
 
 
関連記事
陸の孤島、西表島船浮で開催!島おこしイベント「船浮音祭り」
落差55m、西表島の山奥にある沖縄県最大の垂直滝
 
 
沖縄CLIPフォトライター 笹本真純
 
 
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

 

Information