沖縄観光情報:旧暦の12月8日はムーチーの日

旧暦の12月8日はムーチーの日

post : 2014.01.08 12:00

 

サンニン(月桃)の葉に包まれた紫色のムーチー。

沖縄では旧暦の12月8日に、

このムーチーを食べて厄払いをするんです。

 

ムーチーは沖縄でよく食べられているお菓子の1つで、

白糖や黒糖、紅芋などで味付け、色づけをした餅を、

月桃の葉で包み、蒸したもの。

葉で包むので「カーサ(葉)ムーチー」とも呼びます。

月桃の独特の香りとほんのりと甘い餅がとても素朴な味わい。

 

 

月桃はお店でも売っていますが、

庭などになっているものを収穫し、よく洗って使います。

 

沖縄では旧暦の行事が多くあり、

今も旧暦の習慣が暮らしに根付いています。

旧暦の12月8日にはムーチービーサー(餅寒い)という言葉があるくらいで、

本当に寒くなることが多いのですー。

なので今日は、いろんな場所で

「ムーチービーサーやし。ひーさくなるさー(寒くなるね)」

という会話が聞こえるのではないでしょうか。

 

さて、このムーチーを作って厄払いをする習慣は、

沖縄本島の民話が由来となっています。

 

むかし、首里に住んでいた兄妹の兄が、

大里村の洞窟に住み着き、夜になると家畜を襲って

食べる鬼になってしまいました。

妹は、悪事を働く兄を退治しようと、

月桃に包んだ鉄釘の入ったお餅を作り、

そのお餅を兄に食べさせて退治したのです。

その日が旧暦の12月8日だったことから、

転じて家族の健康や無病息災を祈願する厄払いの日として、

ムーチーを食べる風習が生まれたそうです。

 

子どもの頃、保育園でムーチーを作ったり、

庭に生えている月桃を取ってきて家で家族で作ったりと、

楽しみながらムーチーを作った思い出があります♩

 

また、その年に子どもの生まれた家庭では、

子どもの健康を願って普通のムーチーより大きい

「力餅(チカラムーチー)」を作って食べる風習もあります。

 

 

 

 

もち粉を捏ねて(紫なのは紅芋を混ぜているから)、

月桃の葉で包み、蒸したら出来上がりです。

 

寒い時期に鬼を追い払った縁起の良いお餅を食べて、

家族の健康や無病息災を祈願する厄払いの日。

沖縄には古き良き風習が色々残っているんですよね。

こういう風習、大切に残していきたいです。

 

 

沖縄CLIPフォトライター 知念玲奈(0173)

 

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