沖縄観光情報:過ごし方は人ぞれぞれ。日本最西端の島にある赤瓦の宿【民宿おもろ(与那国島)】

過ごし方は人ぞれぞれ。日本最西端の島にある赤瓦の宿【民宿おもろ(与那国島)】

post : 2016.05.19 00:00

 
バス停から歩いてわずか1分足らず。歩いて行ける距離には居酒屋もビアガーデンもあるし、ケーキ屋さえある『民宿おもろ』。島のほぼ中心部にあるとはいえ日本最西端の国境の島。人口もわずか1,700人足らずなので、島一番の繁華街に溢れているのは人いきれではなく、ゆったり流れる優雅な時間と贅沢なまでののどかさだ。
 
 
客室は6部屋で、すべて畳間の和室タイプ。クーラーはもちろん全室に完備。部屋の中は素朴な作りで、要所要所に杉材を使っているので落ち着いた雰囲気が漂っている。
 
 
お風呂は共同、食事は板張りの談話室兼食堂で。「人と人の交流を大切にしたいから」と、客室にはテレビは置かれていない。でも、無線LANと有線LANはあるのでご安心を。食事は朝夕毎日、日替わりメニュー。島の素材をふんだんに使った料理を楽しめる。
 
 
ホームページに書かれているキャッチフレーズは「一人旅でもグループ旅行やお仕事でも与那国島での楽しい旅をサポート」。与那国島に滞在する間にどう楽しむかはもちろん、お客さん次第。でも、島で過ごす時間をお客さんが楽しいと思ってくれるかどうかは女将の外間真奈美(ほかま・まなみ)さんにはとっても重要なことなのだそうだ。
 
 
なぜなら旅人がこの島に愛着を持ってくれれば、それだけこの島に暮らす人たちにとっては大きな喜びになるし、誇りにもつながるからだ。
 
 
「旅とは自分に、人に向き合うこと。島(訪れた場所)を想う、人を想う。優しいあなた自身を感じられたらいいですね」。真奈美さんは自著『日本最西端の国へ恋する旅人たち』(文芸社セレクション)にそう書いている。
 
 
旅とは普段の生活から離れること。いつもとは違う時間の流れの中に身を置くこと。異郷で目にする風景や、言葉を交わす人たちに何かを感じるということは、もともと自分の中にあるものを再発見することだという。
 
 
目の前に広がる自然の営みに安らぎを感じたり、心躍るバイブレーションを感じ取れるとしたら、それは自分の中にも安らぎや躍動感がある証拠なのだ。
 
 
「お客さんにもヘルパーにも、そしてもちろん旦那や家族にも恵まれたのよね。この家に嫁いで、この場所で生かされて、民宿で活かされてここまできたんですよ」
 
真奈美さんを観察していると、話好きのお客さんには積極的に話しかけ、静かに過ごすのが好きそうなお客さんには、言葉少なにさりげなく接しているのがよくわかる。相手に合わせたおもてなし。それが民宿おもろの心尽しなのだ。
 
 
「風を感じて、心を感じて、ダイナミックな自然に心も体も開放して、大地のエネルギーを受け取ってほしい」と静かに語る真奈美さん。いつもの陽気でお茶目な雰囲気とは違う落ち着いた表情をのぞかせていた。
 
夏と冬、そして春と秋。最西端の島とはいえ、季節によって島が見せる表情は違うという。時期折々の表情を楽しみに与那国を訪れるのも楽しいだろう。
 
 
民宿おもろ
住所/沖縄県八重山郡与那国町字与那国14
電話/0980-87-2419
料金/ 5,700円~(1名/1泊2食)
http://www.yonaguni-omoro.com
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《与那国島の魅力を堪能できる三つの記事》
心を洗われたいときにおすすめの、与那国島・比川集落の豊年祭 
与那国島で日本最西端の手仕事に触れてみる 
「ヨナグニウマを絶滅の危機から救いたい・・」湘南から与那国島(よなぐにじま)へ35年前に移住した男性の物語。 
 
 
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
 
〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

Information

沖縄県八重山郡与那国町字与那国14