今のところガイドブックに載っていないおすすめの店。タコスが絶品、ローカル率がほぼ100%の「うちのやまち」
今のところガイドブックに載っていないおすすめの店。タコスが絶品、ローカル率がほぼ100%の「うちのやまち」
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食べる
初回投稿日:2016.05.22
最終更新日:2024.05.31
最終更新日:2024.05.31
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さて、今日ご紹介するのは、長閑な南城市の中でもさらにのんびりした畑の中にある「うちのやまち」。タコスと沖縄のソウルフード、タコライスが自慢の小さなお店です。自宅の一室をリノベーションしたおかげもあって、アットホームでゆるーい雰囲気でいっぱい。いつ行っても、常連さんが必ずいるというローカル利用率が極めて高い地元の人気店です。
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「うちのやまち、うちのやまち、うちのやまち・・・」。唱えていると「ひらけごま!」みたいに、何かいいことが起こりそうな名前がついたこの店は、今のところ旅行ガイドには載っていません。そして正直なところ、本当は誰にも教えたくない秘密のお店の一つではあるのですが、どしどし多くの人に知っていただいて、どんどん食べに行ってもらいたいと心から願っているお店です。
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そう思うのは「うちのやまち」では「人」・「場所」・「もの」の輝きが、素朴で心地よいハーモニーを奏でているからです。
まず「人」。オーナーの山内日出雄(やまうち・ひでお)さんと日出雄さんを支えるお父さんとお母さんの存在がたまらなくいいんです。小さな店内で親子3人が手を取り合ってお客さんをもてなしている姿は沖縄の家庭そのもの、という感じ。眺めていると3人の人となりが伝わってくるし、「自分の家族と同じだー」と思えるところもあったりして、案外楽しいのです。
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続いて「場所」。お店があるのは、風力発電のすぐふもと、サトウキビ畑に囲まれた集落の中。賑やかな幹線道路沿いならいざ知らず、静かな集落のなかにひっそり佇むタコス屋さん。牧歌的な風景の中で頬張るタコスもオツなものなのです。ちなみに、お店では山内家のあたいぐゎー(「家庭菜園」を意味する沖縄の言葉)の野菜をなるべく使用しているそうです。
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そして「味」、10年近く試行錯誤を続けたというタコスシェル。日出雄さんによると、タコスとの出会いは二十歳くらいの頃なのだそう。「ある日、友だちが有名なタコス屋さんのタコスをテイクアウトして持ってきてくれたんです。食べてみたら、今までに経験のない味わいに衝撃を受けました」と、もともと料理を作るのも食べるのも大好きだったという日出雄さんはその時のことを懐かしそうに話してくれました。それ日以来タコスに熱中。「自分流のタコスを作ってみたい」と、ひまを見つけてはタコス作りに精を出したそうです。
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「いろんなお店を食べ歩いたり、ネットで情報を仕入れたり。見よう見まねで失敗を繰り返す日々が続きました。いろんな種類の小麦粉を取り寄せたり、水の量を10cc単位で変えてみたりして、やっとタコスと呼んでも恥ずかしくないレベルまで到達したんです」。そう語る日出雄さんの言葉にはまだ先がありました。
「でも、冷めると生地が柔らかくなるし、油っぽさが前面に出てきてしまったんです」。
その後も何百通りものレシピでチャレンジを続けた日出雄さん。今のタコスが完成したのははじまりから10年も経ってのことでした。
実際に食べてみると、噂通りのパリッとした歯触りが。味付けは薄すぎず、濃すぎず。時間をおいて食べてみても油っこさがなく、あっさり。しかもサクサク感は残ったまま。ファストフードって、冷めるとNGなものが多いですが、このタコス、冷めた時により美味しく感じられるのです。
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うちのやまちではタコス以外にも、マヨタコライス(大¥780、中¥680、小¥580)などユニークなタコライスを楽しめます。お米は岡山産のあきたこまち。日出雄さんの従姉妹が嫁いだ岡山県の山あいで作られてるお米は、寒暖の差と名水のおかげで美味しいお米として評判だといいます。
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おすすめは4種類のお得なランチプレート(¥700〜)。その他、ブリトー(¥380)、自家製の日替わりスープ(¥150)、日出雄さんのお姉さんが作っている手作りのアイスクリーム(¥130)、7月から12月頃まで楽しめる自家製のシークヮーサージュース(¥150)など、サイドメニューもなかなかです。テクアウトももちろんOK。沖縄島南部にお出かけの際はぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
うちのやまち
- 住所 /
- 沖縄県南城市字佐敷字手登根754
- 電話 /
- 080-6480-5467
- 営業時間 /
- 11:00〜17:00
- 定休日 /
- 火・水曜日
- Instagram /
- https://www.instagram.com/uchinoyamachi_okinawa/
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