西表島、「サンガラの滝」トレッキング

Reading Material

あそぶ

初回投稿日:2017.02.15
 最終更新日:2024.04.23

西表島、「サンガラの滝」トレッキング

石垣島から船に乗って40分ほどで到着する西表(いりおもて)島の上原港。船から降りると、ガイドの山中さんが迎えにきてくれていました。とてもいいお天気の今日、サンガラの滝のツアーへとつれていってもらいます。

西表島はさまざまなアクティビティが楽しめる島ですが、そのなかでも人気メニューのひとつが「滝トレッキング」。まっすぐに落ちる細い滝、ゆっくりと流れる大きな滝、いろいろなタイプのかなりの数の滝があります。今回は、カヌーに乗ってジャングルの奥に進んでから、20分ほどのトレッキングで、サンガラの滝へ向かいます。

上原港から車で10分ほどで川のほとりに到着。ここからカヌーに乗って出発です! 

川のほとりに到着。ここからカヌーに乗って出発

この日は、北風が強くなってくる11月にしては珍しく風がまったくないベタ凪で、水面もとても穏やか。雲や木々がきれいに写っています。静寂に包まれ、清々しい朝の空気の中カヌーを漕いでいきます。

カヌーに乗って出発

山中さんも「ほんといい天気!」「最高!」と連発していて、この風景をいつも見ているガイドさんがそんなに言うほどのいいコンディションの日に来られたことに心躍ります。

泳ぐ魚やマングローブ

カヌーに乗ると、水面も、まわりの木々などとも距離がすぐ近いのが魅力のひとつ。泳ぐ魚やマングローブ、生息するカニなどの生き物を間近で見ることができます。カヌーで山の奥のほうに進むこと30分ほどで、カヌーを下り、トレッキング開始です。

ジャングルのなかの山道を歩いていきます

亜熱帯の植物に囲まれたジャングルのなかの山道を歩いていきます。サンガラの滝までの道のりはアップダウンもほとんどなく、歩きやすい山道なので、小さなお子さんがいるファミリーや、体力に自信のない方にもおすすめのコースなのだそう。確かにツアーを終えたあとも、きつかったという感じはありませんでした。

出会ったのはキノボリトカゲ

森の中を進んでいくと、まず出会ったのはキノボリトカゲ。

キノボリトカゲのお腹をさする

山中さんがぱっとつかまえます。お腹をさすると、とても静かになって気持ちよさそうな様子に! びっくりしました。いつ出会うキノボリトカゲもこうなのだそうです。

さらに進み、ほどなくして水の音が聞こえてきました。サンガラの滝に到着です。

サンガラの滝

心地いい滝の音とその場の気持ちよさに、着いた瞬間から浄化されていくような気分です。たくさんの蝶も飛び交って、ジャングルの中にひらけた楽園のよう。

蝶も飛び交っています

サンガラの滝

サンガラの滝は流れる水の裏側に入ることができるんです。

サンガラの滝は流れる水の裏側

滝の隙間からひょいと裏に入ると、ざーっと流れるシャワーを目の前に、また違った感覚の自然のパワーを感じます。暑い時期には滝に打たれたり、滝つぼで泳いだり。

そして、滝の上にもいくことができます。

広いスペースがあって、ここでひと休み

上に登ると広いスペースがあって、ここでひと休み。木々の緑と青い空を眺め、鳥のさえずりをきいて、とても癒される時間でした。

サンガラの滝に流れる水はここを通って落ちていきます。この日は水が少なめでしたが、雨が多い時期だと、もっと多くの水が山から流れてくるのだとか。

とても気持ちのいい場所で、まだいたい気もするけれど山道を戻っていきます。ふたたびカヌーに乗ってゆっくりと川を進んで、ジャングルから海へ。

ミナミコメツキガニの集団

干潟になにやらうじゃうじゃ動いています。ミナミコメツキガニの集団でした。まん丸で水色の体がかわいい小さなカニです。見渡すと無数のミナミコメツキガニが動いていました。

スタート地点に戻り、4時間ほどでツアーは終了。気軽な滝トレッキングだけれど、西表の大自然が感じられる。かなりおすすめのサンガラの滝ツアーでした!
 

関連する記事

ブルーシーズン西表

住所 /
沖縄県八重山郡竹富町上原548−3
TEL /
0980-85-6590
HP /
http://www.blueseason-i.com/yama/canoe/sangara/
Instagram /
https://www.instagram.com/blueseasoniriomote/

笹本 真純

同じカテゴリーの記事