沖縄観光情報:空、海、大地。島の色が写し取られた素敵なバッグ【宮古島】

空、海、大地。島の色が写し取られた素敵なバッグ【宮古島】

post : 2017.04.24 20:00

 
白からコバルトブルーへのグラデショーン。ため息がでるほど美しい海の色。朝の光を受けてやさしく光る樹々の緑、太陽が眠りに着く直前に放つ色のグラデーション。デッキチェアに寝そべって眺める空と雲の色。そこここに自然がつくるカラフルな色が溢れる宮古島(みやこじま)。そんな島の表情を、バッグや小物に写しとっている人がいます。
 
宮古島の海に惹かれて東京から移住した金井祐樹(かない・ゆうき)さんとゆかりさん。ふたりが営んでいる「soramoyo」には宮古島のあちこちから切り取ってきたようなカラフルな革製品が並べられています。
 
 
お店に入って真っ先に目に付いたのは、小さな魚を縫い連ねた「魚バッグ」。原型はプライスカード用にと、クッキー生地のようにくりぬいていた革の魚だそう。
 
「soramoyoを始めた頃は、ただ作っていただけでした」と金井さん。変化が訪たのは、東京から島に帰ってきた、とある日のことだったそうです。「飛行機の窓から眺めた海にハッとしたんです。僕らは宮古島で、ものづくりをやっているんだよなって。革の色って茶色系とか赤とかオレンジとか暖色系が多いじゃないですか。だから、白とか水色とか緑とか、色で“らしさ”を出しはじめたんです」。その後は、魚やハイビスカスを刺繍であしらって、島の空気感を表現したり、宮古島の夏によく似合う、涼しげなアイテムを意識するようになったそうです。
 
 
そのようにして始まった、カラフルな革を使っての物作り。ある時、プライスカードに使っていた魚型の革を、試しにバックにしてみたら、すごーくいい感じになったので、商品にしたのがこの魚バッグなのだそう。
 
 
ふたりはもともとスキューバダイバー。海が好きで宮古島に惚れて、それで移住。ちなみに内地では、知らない人はいないファストファッションの会社で働いていたそうです。革職人の経験はもちろんのこと、手を使って物を作り出す仕事の経験はゼロ。ちょっとしたご縁があって移住した後、革製のサンダル作りを手伝ううちに、隠されていたセンスが開花したようです。
 
 
その才能はバッグの進化にも表れています。3年ほど経つと、革の端切れもどんどん増えてくるもの。「捨てるのももったいない。何かに活用できないか」、とパッチワークするうちにひらめいたのがうろこバッグ。雲にも見えるふわふわ、ゆるゆるし輪郭がチャーミング。
 
 
 
 
 
そんなこんなで島の環境が暮らしになじんでいくうちに、「こんなのあったらいいよね」、「あんな感じのほしいよね」と、アイテムにもひろがりがでてきたのだそう。たとえばそれはTシャツだったり、キーケースだったり。その典型が、本物のゴーヤをカットしてスタンプのように一点一点ハンドプリントしたゴーヤのTシャツ。なかなか他ではお目にかかれません。お土産としても使ってもらいたいと、ヘアゴムやブックマーカーなど手頃な値段の商品も加わりました。
 
 
「自分たちが使いたいものを、この島らしいテイストで」がsoramoyoのコンセプトのようなもの。「週に二日は休みを取るようにしている。けれども夏場は制作に追われて…」という金井さんご夫妻。のんびりゆったり、自分たちのペースで仕事を回しながら、自然と触れ合う島の暮らし。「もう都会には戻れないですね。植物の手入れをしたり、ぼーっとした時間を過ごしたり、夏になると、昼間は海に泳ぎに行って、夜は星を眺めたり」。
 
空、海、大地。島の暮らしから生み出される色使い。宮古島の旅の思い出におすすめです。
 
 
soramoyo
住所/沖縄県宮古島市平良下里572-3 1F西
電話/0980-73-0120
営業時間/10:30~12:00、14:00~19:00
定休日/不定休
Webサイト/http://soramoyo.ocnk.net
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《宮古島に行ったら会ってほしい人》
『奇跡的に美しい伊良部島の海で前例のないマングローブ蟹の養殖を成功させた人』
『人口170人の素朴な島、来間島をヤギとお散歩』
『新鮮でレアなネタと社交街特有の空気感。イケメンの二代目店主が切り盛りする敷居の低い小さな割烹』
 
 
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Information

沖縄県宮古島市平良下里572-3 1F西