沖縄観光情報:那覇市首里の古民家喫茶『楽茶陶房ちゅらら』でLet's「ぶくぶく茶」体験!

那覇市首里の古民家喫茶『楽茶陶房 ちゅらら』でLet's「ぶくぶく茶」体験!

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post : 2018.03.05 12:00

『首里城』(那覇市)にほど近い、首里当蔵(しゅりとうのくら)にある古民家喫茶『楽茶陶房(らくちゃとうぼう)ちゅらら』では、明治から昭和の戦前まで、那覇、主に首里周辺だけで飲まれていたと言う“幻のお茶”「ぶくぶく茶」を、体験できます。




首里城公園「龍潭池(りゅうたんいけ)」近くの、すーじぐゎー(小路)にひっそりと佇む木造家屋は、コーヒーやお菓子を提供する昔ながらの“茶屋”です。そして、陶芸作家でもある店主・安岡 東生(やすおか とうせい)さんの工房&ギャラリーも兼ね、店内には“島の海と宇宙の青”をテーマとした個性的なやちむん(窯元)「美らら焼(ちゅららやき)」が一杯! また、音楽ライブを開催するなど「楽」(音楽)や、「茶」(ぶくぶく茶)、「陶」(陶芸)を体験&購入できる「房」(工房)として、アットホームながらも独特な世界観が広がります。




同じく店主である奥様は、地元出身の薫(かおる)さん。「琉球の茶道 ぶくぶく茶 あけしのの会」教授免許を取得した本格派です。




ところで、「ぶくぶく茶」とは、さんぴん茶、玄米、白米のブレンド茶で、ふんわりぶくぶく盛り上がった「泡」と一緒に飲む、沖縄独自のお茶。600年程前からあるとも言われる、その歴史を繙くと、琉球王府で、冊封使(さっぽうし)等の客人をもてなす際、また船出や旅立ち、祝いの席などでたしなまれてきました。しかし、戦後約40年間、継承者が不在だった時期もあり、“幻の茶”とも呼ばれています。ちなみに、薫さんが属する「あけしのの会」における、ぶくぶく茶は、“守禮之邦”としての作法を取り入れ、お茶以外いも、カンプウ(髪型)や、織物・染物・木工・やちむんと言った民芸品や工芸品、古典音楽等を一挙に味わえる生活文化として、様式化したものです。




さて、薫さん指導による体験メニューは2つ。要事前予約の「ぶくぶく茶 体験コース」(約30分/1,500円 税込 *以下同)と、飛び込みOKな「ぶくぶく茶 簡易コース」(約10分/700円)があり、今回は、その歴史や作法の丁寧な解説付きで、より充実した内容の前者をご紹介します。




何と言っても伝統的作法は、いでたちが重要。まずは用意された「琉装」を羽織ったら、簡単な説明を拝聴。続いて、薫さんがお手本を。




一通りお手本を見たら、いよいよ茶立てに挑戦です。直径40cm程の「ぶくぶく鉢」に入った、炒って煎じた白米と焙煎した玄米、そしてさんぴん茶(ジャスミン茶)をブレンドした「茶の元」。加えて、(玄米を煎じた)「玄米のスープ」が卓上にスタンバイ。そして、茶道のお点前同様、茶筅で鉢の中の茶の元に泡を立ててゆきます。






「鉢の内側、横辺りに擦り付けます。手首を使ってスピーディにリズミカルに。むしろ乱暴なくらい素早く。“サラサラ”と楽器が奏でる様な心地よい音が出て来ます。上手に泡を立てるコツとしては、茶筅を鉢にくっつけたまま離さずに動かし続けて下さい。なお、この様に綺麗に泡が立つのは、沖縄の、特に首里の湧水が硬水だからこそなんですよ」。



 
シャカシャカシャカ…。作業を続けること数分、徐々に泡が立って来る感覚が何とも新鮮! 




頃合いを見て、茶筅で泡をすくってに(玄米のスープの入った)茶碗に入れればOK。




いよいよお待ちかねの試飲です。まずは、甘めの茶菓子を口に入れるのが作法。そして神様に感謝を述べたら、茶碗を左手で持ち、右手を軽く添えて、左掌の上で、時計回りに少しまわします。




そして、泡と一緒に“吸う”イメージでお茶をいただきます。「“泡”は生き物」と言う安岡さん。「上品に、少し音を立てながら、泡と一緒にバランスよく」飲むのがポイントです。自らが立てた淡い泡を、鼻先にくすぐったく感じつつ、そっと口に含みます。舌の上でおもむろに泡が広がる新食感に驚きつつ、さっぱりながらもコクのある独特な渋み。そしてうっすら漂うさんぴん茶のほのかな香りが、何とも爽やかで心地よし…。




ここまではしっかりと堅めに作法に乗っ取りましたが、後は、お茶をすすりながら、実は気さくな薫先生と、自由にゆんたく(笑)。




ちなみに、(体験ではなく)ぶくぶく茶のみを味わいたい場合は、沖縄ぜんざいなどが付く「ぶくぶく茶セット」(700円)がおすすめです。また、体験時以外は、マスコット犬の「セコムくん」もお出迎えしてくれるので、和み度がさらに増すこと請合です(笑)。




首里城下の古民家で体感する王朝時代の作法と伝統の味…。通常の沖縄観光とは一味違う、歴史的モーメントを、ぜひ!




楽茶陶房 ちゅらら
住所/沖縄県首里当蔵1-14
電話/098-886-5188
営業時間/10:00~18:00
定休日/火・水曜
料金/ぶくぶく茶 体験コース:約30分 1,500円・ぶくぶく茶 簡易コース:約10分 700円
駐車場/無
Webサイト/http://churara.drcnaha.jp/


▼関連サイト:
・さとうきび畑のなかの『茶房一葉(南城市大里)』で、まどろみ茶藝時間。
・お腹を空かせてご参加ください!『見る!食べる!作る!沖縄スイーツまんぷく3日間』
・沖縄でぶくぶく茶を体験!琉球の茶道ぶくぶく茶 あけしのの会

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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 

Information

沖縄県首里当蔵1-14