やんばるの山道を駆け抜ける!国頭トレイルランニング大会

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歴史文化

初回投稿日:2014.02.26
 最終更新日:2024.04.18

やんばるの山道を駆け抜ける!国頭トレイルランニング大会

去る2月8日。時折小雨もぱらつく

あいにくの天気のなか、やんばるの道無き道を

駆け抜ける大勢のひと。

沖縄で初めてのトレイルランニングの大会、

「国頭トレイルランニング大会」が開催された。

 

国頭トレイルランニング大会 遠景

 

国頭トレイルランニング大会 選手たち

(提供:国頭トレイルランニング大会事務局)

 

トレイルランニングは、舗装された道を走るマラソンとは違い、

未舗装の山野などオフロードを走るため、より自然を身近に感じながら走ることができる、

近年注目のランニングスタイル。

全国的にはすでに151もの大会が開催されているが、

じつは沖縄での開催はこれが初めて。

 

豊かな自然環境を持つ国頭村にはもってこいのイベントで、

国頭森林公園内の遊歩道および森林セラピーコース、

さらにはクロスカントリーコースが、その舞台となった。

 

国頭トレイルランニング大会  舞台

 

当日は1,100人近くが参加し、県内参加者のほとんどはトレイルランニング初体験。

スタート前には「コースガイダンス・トレランクリニック」が開催されて

準備運動や走り方のコツ、装備についての説明も行われた。

 

いざ、スタートして見ると、コースと言えどもそこはほとんど山道。

ちいさな川をバシャバシャと水を跳ね上げながら走り抜けたり、

倒木をくぐり、はたまたロープを頼りに急斜面を登ったり。

ただ走るだけではないその険しいコースに、驚きながらもみな楽しげ。

子どものころに野山を走り抜けた記憶がよみがえっているかのよう。

選手ひとりひとりの笑顔がとても印象的だった。

 

山道

 

ちいさな川を走る

 

会場に設けられたエイドステーションには

与那共同売店や国頭村漁協、安田珈琲などが出店し、

「ヤマシシそば」など特産品を提供した。

 

今回の大会スーパーバイザーを勤めたトレイルランナーの山田琢也選手は、

「選手全員を応援します!」とコースの途中で、参加者とハイタッチ!

 

山田琢也選手

 

参加選手

 

参加選手たち

 

山道を登る選手たち

 

走る選手

(提供:国頭トレイルランニング大会事務局)

 

男子の1位は19kmを1時間45分ほどで走り抜けた。

女子19kmの部で優勝したのはなんと10歳の渡部春雅ちゃん。

マラソンも走るが、「トレランは自然を感じることができて楽しい」と笑顔だった。

 

ゴールシーン

 

10歳の渡部春雅ちゃん

 

大会運営には県内の高校生も多くボランティアとして参加していたり、

終了後には琉球舞踊や民謡ライブ、エイサーなどが披露され、

賑やかに後夜祭が開催されるなど、地域をあげて、

あたらしいイベントを成功させようというあたたかい雰囲気に包まれていた。

 

後夜祭

(提供:国頭トレイルランニング大会事務局)

 

琉球舞踊

(提供:国頭トレイルランニング大会事務局)

 

今回、取材をしながらコースを巡ったが、

山道を走り抜けるというシンプルな運動が、

思っている以上に、楽しくて気持ちのよいものだと気づいた。

みさなんも、自然を満喫できるトレランに挑戦してみては?

 

 

国頭トレイルランニング大会

日時/2014年2月8日(土) ※この大会は終了しています

申し込み期間/2013年11月1日~2014年1月10日

場所/沖縄県国頭村森林公園

事務局/一般社団法人スポーツツーリズム沖縄内「国頭トレイルランニング大会事務局」

    (沖縄県名護市屋部269-2-101)

電話/0980-53-6607(月~金10:00~17:00)

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