沖縄観光情報:亜熱帯の森に佇む隠れ家のような宿で自分だけの島時間を過ごしてみる〈古島テラス(本部町)〉

亜熱帯の森に佇む隠れ家のような宿で自分だけの島時間を過ごしてみる〈古島テラス(本部町)〉

post : 2018.06.28 12:00




沖縄本島北部の本部町(もとぶちょう)に隠れ家的な宿がオープンしました。イルカショーでお馴染みの「美ら海水族館」から車でおよそ10分、日本で一番早く咲く桜、寒緋桜で知られる八重岳(やえだけ)からは車で20分少々。好立地でありながらも、地元の人でさえ知る人が少ない奥まった丘の上の森にあるので、俗世間と隔絶されたプライベートなステイを楽しめる宿です。その名は「古島テラス」。赤瓦の屋根と趣深く経年変化した壁が印象的な建物は、九州から宮大工を招いて、釘をほとんど使わずに昔ながらの建築方法で建てらたそうです。






杉や檜を使ったいわゆる和モダンのスタイルに、沖縄テイストが添えられたこじんまりとした一軒家は、まるで自分の別荘のようで、玄関から室内に入った瞬間に、「来たことあるかも」というデジャヴ感にとらわれます。琉球石灰岩が敷き詰められた玄関を上がると、左手にトイレ、右手に浴室、先に進むと対面式キッチンと高めにしつらえられたリビングが、そして、一番奥には寝室があります。

すべての部屋には窓があり、そのすべての窓からは、亜熱帯の湿潤な気候に育まれた木々が描く、緑の風景を眺めることができます。屋内の壁や床は杉の無垢材が多用され、落ち着いた雰囲気にあふれています。





古島テラスの特長の一つは、丘の上という立地ならではの展望です。天気がいい日には、香り立つような緑の木々の向こうに青くきらめく海と、白砂浜で丸く縁取られた水納島(みんなじま)を見渡すことができます。海側には広いスペースのテラスがあり、昼間は海を、季節によって夕方には海に沈む夕日を、日が沈んでからは夜空に瞬く星々を心ゆくまで楽しめます。朝になると、宿を囲む森の中から野鳥の声が聞こえてきます。

梅雨時から夏の始まりにかけて聞こえてくるアカショウビンのさえずりは感動的。「ヒュー、ヒュルルルー」というメルヘンで長閑すぎるメロディは、一度聞いたら誰もがファンになるはずです。自然との距離が近い宿なので部屋にいながら森林浴気分に浸れます。





もう一つの特徴は光と陰のコントラストといえるでしょう。障子や磨りガラスを通して射し込む光は柔らかくそしてしっとりしています。早起きして遊び疲れたら畳の上にゴロンと寝そべって昼寝をしたり。もちろん、障子や窓を開け放てば、外からは眩しい緑の光線が部屋の中に入ってきますので、横になって空を眺めていつの間にかこっくりこっくり。日常のすべてを忘れて、自由気ままに自分のペースで沖縄の島時間を過ごせそう。

そうそう、浴室は純和風の檜風呂。息を呑むような絶景を眺めながらのんびりゆったりと寛げるはずです。すべての窓を開けてしまえば、さながら露天風呂に浸っている気分も味わえます。




古島テラスのコンシェルジュはお隣で絶景カフェtago al tago(リンクhttp://okinawaclip.com/ja/detail/2415)を営む八尋祥泰(やひろ・よしひろ)さん。「都会から沖縄に旅行に来ていただいた時に、日常とは違う環境を提供したかった」という八尋さんは、初めてこの一軒家を見た時、すぐに心が動いたそうです。

「ゲストがご自身のペースで周辺の自然を心ゆくまで満喫してもらえるように、なるべく干渉しないように心がけています」。

人の気配が感じられない静かな場所にあるので、おもてなしも、つかず離れず。歩いてすぐのところには本部富士の登山道入口があり、早起きしてのお散歩にオススメです。森の中にある宿なので、万が一雨が降っても、いや、むしろ雨が降ると亜熱帯特有の森の気配を五感を通して堪能できるはず。雨上がりの朝には幻想的な霧に包まれた森を眺めることもできます。

車で10数分でフクギ並木が印象的な備瀬(びせ)の集落や、昭和の面影が残るもとぶ町営市場、伊豆見(いずみ)のカフェストリートにもアクセス可能。どこにも行かずただゆったりと時間を過ごすのもよし、アクティブにやんばる観光を楽しむもよし。好きなスタイルで2度目3度目の沖縄を満喫してみましょう。

◎宿泊者にはカフェtago al tagoでウエルカムドリンクを提供しています。


古島テラス
住所/沖縄県国頭郡本部町古島822
電話/080-9852-5002
チェックイン/17:00 〜20:00
チェックアウト/10:00
Webサイト/https://www.facebook.com/tago.al.tago/

沖縄CLIPフォトライター 福田展也


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Information

沖縄県国頭郡本部町古島822