沖縄観光情報:沖縄最大のエイサーの祭典・沖縄全島エイサーまつりの魅力[その2]・中日「第40回沖縄市青年まつり」

沖縄最大のエイサーの祭典・沖縄全島エイサーまつりの魅力[その2]・中日「第40回沖縄市青年まつり」

post : 2018.09.17 15:00




「沖縄全島エイサーまつり」の2日目・中日は、「第40回沖縄市青年まつり」です(2日目以降は、沖縄市コザ運動公園陸上競技場を会場に15:00からスタート)。その名の通り、沖縄市の各青年会によるエイサーが目白押し。沖縄市コザのエイサーが好きな人にはたまりません! また市内だけでなく、同じくエイサーが盛んなうるま市や宜野湾市からもゲスト参加がありますし、何より、各青年会の演舞は気合いが入っていてとても見応えがあります。開会式では沖縄市青年団協議会加盟の青年会の旗頭が21旗掲げられました。




また2日目(中日)・3日目(最終日)は、無料エリア(演舞場周辺と芝生席など)のほかに、全体を高台から観賞できる有料エリア(観覧シート:S席・A席・B席)があり、ゆっくり座って見られます(S席とA席は日除けの屋根付き)。また高い位置から眺められるので、エイサーの隊列を立体的に見られるのもメリット。2日目トップに登場したのは、「安慶田青年会」(沖縄市・あげだ)。力強いバチさばきなどが見所です!




次に、「室川青年会」(沖縄市・むろかわ)。沖縄民謡界のレジェンドの故・登川誠仁(のぼりかわせいじん)さんの地元で、彼が作曲した「豊節」(ゆたかぶし)をレパートリーに取り入れています。




3番手には、「知花青年会」(沖縄市・ちばな)が登場。全体的にゆったりとしたテンポの曲が多いのが特徴で、「谷茶前」(たんちゃめー)では、となり同士の太鼓をお互いに打ち鳴らす場面があり、ほかにはない演舞が見られます。また手踊りなどの着物には“知花花織(ちばなはなおり)”の伝統柄が施されているのも注目です。




続いて、「照屋青年会」(沖縄市・てるや)。「唐船ドーイ」(とうしんどーい)では、きびきびとした動きとゆったりとしたしなやかな動きの2つの型を取り入れているのも特徴的です。




5番目に登場したのは「嘉間良青年会」(沖縄市・かまら)。隊列の変化と、後半に向けて激しい動きの演舞が見所です。




続いては、「東青年会」(沖縄市・ひがし)。男たちの勇壮な大太鼓や締太鼓の演舞のほか、女性の手踊りでは四つ竹(よつだけ)や扇子を使った舞いにも注目です。




「胡屋青年会」(沖縄市・ごや)も女性の手踊りと鮮やかな衣装が可憐です。そして何より、スピード感あふれる太鼓の演舞!! また、独自の持ち歌では「胡屋小唄」(ごやこうた)があります。




そして同じくエイサーが盛んな地域のうるま市からは「具志川青年会」(ぐしかわ)がゲスト参加。うるま市の伝統エイサーの特徴ともいえるパーランクーを使ったエイサーで、古式ゆかしいエイサーのひとつです。旧具志川エリアの中では最も歴史が古い青年会で、沖縄市青年まつりには数十年ぶりの参加でした!




こちらも人気の高い「諸見里青年会」(沖縄市・もろみざと)。シャープでキレのある太鼓のバチさばきが見事です。また、諸見里では旧盆ウークイ翌日に行われる「旗すがしー」という行事も行われ続けていて、その時にも使用される旗頭のひとつがこのエイサーまつりの演舞中にも見られます。




続いて「松本青年会」(沖縄市・まつもと)。この松本青年会でしか踊られていない「ケーヒットゥリ節」や「沖縄育ち」がレパートリー曲としてあるもの注目ポイントでした。




 そして夕暮れ時には、「池原青年会」(沖縄市・いけはら)が登場。池原青年会は、ケンケナーと呼ばれる鐘(戦時中の砲弾を再活用した鉦)を打ち鳴らしながらのエイサー演舞が特徴的です。手踊りの後ろ側でケンケナーを鳴らしているので、隊列の後尾のほうにも注目です。




 そしてこの日のもう1組のゲストが、宜野湾市(ぎのわん)から「伊佐区青年会」(いさ)が出演。毎年ゲストにどこが出るのかも楽しみなのですが、伊佐区青年会ではエイサー演舞前にサンダー(三郎)による「サンダー踊り」が特徴的で、サンダーとは沖縄市などではチョンダラー(京太郎)と呼ばれる先導役(また道化役も担う)のことです。そして何よりもっとも印象的だったのは、大太鼓がイキイキと輝いて演舞していたこと。ニーセーター(青年たち)にとって、沖縄全島エイサーまつりに出演することはステータスでもあり、また、旧盆行事のエイサーをやり遂げたあとのお楽しみの時間でもあります。この笑顔がすべてを物語っていました! 




この気迫あふれる演舞は、「久保田青年会」(沖縄市・くぼた)。旗頭には「久保田青年会」と書かれている旗頭のほかに、もう1旗「比嘉青年会」(ひが)と書かれた旗頭も掲げられていました。久保田は結成当時は「比嘉区」だったことから、その頃からの伝統を守りつつ、新しいものを取り入れながら進化し続け、ダイナミックなエイサー演舞はとても見応えがあります。古典曲「瀧落し」(たちうとぅし)を使用したり、久保田オリジナルの「久保田ニーセーター」など、ほかにはない特徴があります。




そして2日目のトリをつとめたのは、「中の町青年会」(沖縄市・なかのまち)。総勢100名におよぶエイサー隊で、躍動感あふれる演舞を繰り広げました! その気合いのこもったエイサーは会場全体にも伝わり、拍手喝采が贈られていました! この日の演舞がすべて終わると、カチャーシーに花火、レーザーショーが繰り広げられます。とくにカチャーシーでは、各青年会が弾けまくっていたのが印象的です。彼らにとって、全島エイサーとは、自分たちも思いっきり楽しむための“まつり”でもあるのです。
(※次回は「第63回沖縄全島エイサーまつり」へつづく)

沖縄全島エイサーまつり公式HP:http://www.zentoeisa.com/

2018年9月開催のそのほか各地のエイサーまつりリスト:
・「うるま市エイサーまつり」(2018年は9月7日・8日・9日開催)
・「北中城しおさいまつり・青年エイサー」(2018年は9月22日・23日開催)
・名護市青年エイサー祭り(2018年は9月23日開催)

沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ

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