沖縄観光情報:紅型×レザー/伝統工芸と革細工のコラボレーション〈楽尚〉(那覇)

紅型×レザー/伝統工芸と革細工のコラボレーション〈楽尚〉(那覇)

post : 2019.02.20 15:00






沖縄は手仕事が盛んな地域で、陶芸、染織、ガラス、木工、銀細工など、いろいろな分野でたくさんの工芸家がものづくりに励んでいます。




白い牛革に紅型染。顔料がよく定着するように大豆の汁で布地に塗る「豆引き」や、顔料を定着させるために染めた布に蒸気を当てる「蒸し」、布についた糊を洗い落とす「水引」の工程以外は紅型染とほぼ同じです。デザインを起こし、型紙を作り、型を革の上に置き、色を挿し、隈取をします。




那覇市首里に工房・アトリエショップを構えるのが、革職人の林尚生さんがオーナーを務める「楽尚」。こちらは紅型の伝統的なモチーフの一つである波をデザインしたもの。青のグラデーションと白のバランスが見事です。表面は紅型が十分に自己主張。革職人が他の素材とコラボしたものを作るとき、たいてい他の素材はアクセントになることが多いですが、こちらは紅型が前面に出ています。ちなみに紅型は、紅型工房羽衣地(はいじ)が手がけています。




ユニークなのは表面のデザインだけではありません。使い勝手とデザインの両立をすごく考え抜いたことがうかがえます。コインケースで何よりいちばん重要なのが、小銭を入れるという機能ですよね。開口部、大きく開いているので、必要な硬貨をすぐに取り出せます。革の硬さも程よいので、包み込むように持つと小銭が滑り落ちにくいように感じました。「取り出しやすくてかっこいい形と構造をずっと考えて、作ってみては改良し、しばらく寝かせてまた改良して・・・。というふうに今の蛇腹に落ち着きました」という林さんの言葉通りです。




こちらは、カード入れ用のポケットが二つ。クレジットカードやキャッシュカードが一つのポケットに3枚前後入ります。「使い込むうちに小銭の収納されている部分が丸く膨らんでくるんですが、これがまたかわいいんです」という林さんは、片方のポケットを紙幣入れとして使ってます。




現在のところ、楽尚が展開しているブランドラインは3種類。RAKUSYOU、RAKUSYOU、RAKUSYOU +の三つのブランドにはそれぞれのコンセプトがあります。




RAKUSYOU styleは沖縄の自然や風土、文化から自由に想像したクリエイティブなラインです。沖縄のコンクリート建築にかかせない花ブロック、ハーリー(爬竜船)競技で舟を漕ぐ時に使うウェーク(エーク)、沖縄を代表する魚、イラブチャーの鱗の模様など、日常で見かけるモチーフを上手に図案化しています。




RAKUSYOU + は楽尚のディフージョンブランドで、手軽さと楽しさをキーワードにしたラインです。県内のアーティストや他ブランドとコラボしたり、塩をお守りとして持ち歩く沖縄の風習からヒントを得た製品は、価格も手頃で、お土産にもオススメです。




そして、こちらがRAKUSYOUです。沖縄の伝統工芸主役にして、紅型や首里織の良さを引き出しています。伝統を今のライフスタイルに合うようにアレンジしたデザインが光っている上に、仕上げもしっかりていねいなRAKUSYOUは沖縄が大好きなあなたにぴったりな革小物です。



楽尚
住所/沖縄県那覇市首里山川町3-5
電話/098-886-8122
営業時間/10:00~19:00
定休日/月曜・第3日曜
Webサイト/http://www.rakusyou.net


沖縄CLIPフォトライター 福田展也

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Information

沖縄県那覇市首里山川町3-5