沖縄観光情報:高台から見渡す大海原。王国時代の琉球人気分を味わおう〈勝連城跡(うるま市)〉【PR】

高台から見渡す大海原。王国時代の琉球人気分を味わおう〈勝連城跡(うるま市)〉【PR】

post : 2019.03.25 12:00




沖縄のグスク(城)は、日本本土のお城とは成り立ちや姿が大きく違う独特のもの。地域を開いたご先祖様や、聖なる神々に祈りを捧げる御嶽が元になっているとされる。グスクの醍醐味は、なんといっても緩やかにカーブを描く城壁だろう。




なかでも勝連城(かつれんぐすく)の城壁は、自然の地形を巧みに利用しながら、琉球石灰岩を切り出した石垣をとぐろを巻く大蛇のようにめぐらせている。低いところから四の曲輪、三の曲輪、二の曲輪、一の曲輪というふうに石垣で囲まれた平地がある。




U字カーブした長い階段を登きりると大きな広場(四の曲輪)になっていて、突き当たりから青い海が見渡せる。右手にはミートゥガーとウタミシガーという二つの井戸がある。




さらに石畳の階段を登っていくと、三の曲輪の城門が。かつては四本の柱を持つ瓦葺きの立派な薬医門があったそうだ。勝連城跡の崖下からは、以前貝塚が発見されている。海にも近く高台にありながら水にも困らなかったこのエリアは、先史時代後期末から古代人の生活地として利用されてきた。




二の曲輪は比較的広く、城の中で最も重要な建物とされる殿舎跡(幅17m、奥行き14.5mほど)が発見されたほか、ウミチムンと呼ばれる三個のかまど石が祀られたヒヌカン(火の神)がある。ヒヌカンは沖縄の家庭の台所にも祀られていて、旧暦の一日と十五日には家内安全を願う祈りが捧げられている。




ちなみに勝連城は13世紀前後にグスクとしての形を整えたと考えられている。2000年には首里城や座喜味城跡などとともにユネスコの世界遺産に登録された。最後の城主、阿麻和利は、沖縄の伝統芸能の一つである組踊や、地元うるま市の中高生によって演じられ続けている現代版組踊『肝高の阿麻和利』で知られる歴史的人物。




こちらは、「ウシヌジガマ」(身を隠してしのぐ洞穴という意味)という自然の洞穴で、15世紀に首里王府から討伐された際、阿麻和利がこの穴を抜けて、今の読谷村(よみたんそん)付近まで逃げ落ちたという伝説が残っている。




沖縄のグスクに用いられている石積みには三種類ある。石をほとんど加工しないでそのまま積み上げた野面積み、四角く切った石を水平垂直に積み上げた布積み、そして、5~6角形に加工した石を噛み合わせるように積み上げた相方積みが知られている。勝連城跡は多くが布積みで積み上げられている。




太平洋に突き出るように伸びた半島の高台にそびえる勝連城は、標高およそ60m~98m。縦方向に伸びた男性的なグスクといえる。北側には金武湾を囲むやんばるの山々や伊計島や宮城島などの離島を望むことができ、南側には知念半島と久高島を一望できる。開放的な高い場所から澄み渡る海を眺めていると、かつて貿易船に乗り込んでアジアを駆け巡っていた王国時代の琉球人になったかのような錯覚を覚える。


勝連城跡
住所/沖縄県うるま市勝連南風原3908
電話/098-978-7373 (勝連城跡休憩所)
営業時間/9:00~18:00(勝連城跡休憩所)
定休日/なし
Webサイト/https://www.katsuren-jo.jp

アクセス(路線バス)/「西原バス停」(27番屋慶名線)より徒歩約10分
              「勝連城跡前」(52番与勝線)より徒歩約1分


沖縄CLIPフォトライター 福田展也

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Information

沖縄県うるま市勝連南風原3908