沖縄観光情報:竹富島、親子で手がける型染T-シャツとバッグの店『手作り工房KUMA』

竹富島、親子で手がける型染T-シャツとバッグの店『手作り工房KUMA』

post : 2020.09.29 12:00

八重山諸島(やえやましょとう)に位置する竹富島(たけとみじま)は、石垣島から南に約6キロ、高速船で約10分の距離にあります。
 
珊瑚礁に囲まれた周囲約9km、人口約350人の小さな島には、東の「あいのた」西の「いんのた」南の「なーじ」の三つの集落が存在し、その町並みは沖縄の原風景を彷彿とさせるどこか懐かしい雰囲気に包まれ、島を訪れる人々を魅了し続けています。
 
西の「いんのた」集落、なごみの塔のある赤山公園から珊瑚礁の白い道を南へ一画ほど歩いていくと、愛嬌ある表情のシーサーがちょこんと乗った赤瓦屋根の一軒家、熊谷夫婦が営む『手作り工房KUMA』があります。
 
石垣島出身の熊谷未来男(くまがい みきお)さんと新潟県出身の千恵(ちえ)さんは、2017年に千恵さんの地元新潟県から竹富島に移り住み、2018年2月に型染めのTシャツやバッグ、手作りのキャンドルなどを販売、体験製作できる工房をオープンさせました。
 




 
屋敷の入り口からひんぷん(竹富島では、まえやし)の右側へ歩いていくとお店の入り口があり、ガラス戸をガラガラと横にひいて入店できるようになっています。まるで田舎のおじいちゃんとおばあちゃんの家へ遊びに来た時のような感覚を覚えます。ショップ内には所狭しと熊谷夫婦が製作した型染めT-シャツやバッグ、キャンドルなどが並んでいます。
 





 
熊谷夫婦の型染め作品の背景には、実は大きな助っ人の存在がいるのです。
 
夫婦が型染めを始めたきっかけでもあり、大きなサポーターでもあるのが、未来男さんのお父さんでイラストレーターの熊谷溢夫(くまがい いつお)さんです。
 
溢夫さん(84歳)は、今までに300話以上にも及ぶ沖縄の島々で語り継がれてきた民話や童話を元に、切り絵作品を作ってこられました。そんな溢夫さんが息子さん夫婦の為に作る型紙には、沖縄の生き物や植物をモチーフにしたものから、若い夫婦の遊び心から提案される土偶といったものまで様々なものがあります。

 

「お父さんは、とにかく仕事が早くて精密なんです」と未来男さん。「このデザインでお願いします、と型紙を渡すと二、三時間ぐらいで仕上がってくるんですよ。もし私たちが同じ作業をするとその何倍もの時間がかかってしまいます。いつもお義父さんの仕事ぶりには本当に感心しています」と千恵さん。 笑顔で話してくれる夫婦の傍では、溢夫さんが黙々と作業をこなしていました。
 


 
作業の合間に、溢夫さんからお話を伺いました。
 
「仕事の早さは、東京のデザイン事務所に勤めていた頃、とある大手デパートの仕事で鍛えられました。とにかく沢山の仕事を短時間でこなしていました。その仕事が他の企業からも認められて、仕事の依頼が重なるようになり、それが原因で体調を崩してしまいました。その後、海外を旅しながら自分のペースで仕事をするようになり、石垣島のリゾートホテルのパンフレットや壁にかける絵の製作の依頼がきっかけで石垣島で暮らすようになりました」(溢夫さん)
 
熊谷未来男さんと千恵さんの長女、千織(ちおり)ちゃん(6歳)も絵を描くのが大好き。
 
溢夫さんから未来男さんへ、そして千織ちゃんへと作品を作りだすエネルギーは受け継がれています。
 
一点一点全て手作業で染められている『手作り工房KUMA』の型染め作品は、オンラインショップでも購入可能です。とっておきの一点を探しに、是非お店をのぞいてみてくださいね。


 
 
手作り工房KUMA
住所/沖縄県八重山郡竹富町字竹富353
電話/(0980)85-2377
営業時間/10:00〜17:00
定休日 /日曜日(その他不定休)
 HP/https://handmadekuma.jimdofree.com/工房の紹介/
※2020年9月現在、新型コロナウイルス感染予防対策の為、型染めやキャンドル作り体験はお休み中です。
 
オンラインショップ
https://www.creema.jp/c/handmadkuma/item/onsale

沖縄CLIPフォトライター 水野 暁子


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Information

沖縄県八重山郡竹富町字竹富353