カーサ マチルダは港川で人気のお店。木のおもちゃで遊べる親子のくつろぎスペース

食パン専門店にタルト屋やカフェ、雑貨屋に古着屋etc.

浦添にある港川の外人住宅は、

若者を中心に人気を集めるスポット。

その中でひときわ目を引くエントランスの

「Casa Machirda（カーサ マチルダ）」は、

親子でのんびり木のおもちゃと遊べるスペースです

扉を開けると、無垢の木のおもちゃがどっさり。

子どもたちは思い思いに手にとって、目をきらきら輝かせて。

そのかたわらで一緒に遊ぶお母さんたちもまた穏やかな表情。

ここに来ると、木のおもちゃがもつ魅力をストレートに感じます。

さわった時に感じるぬくもり、

どんな見立て遊びにも対応する無垢の色あい、

くんくんにおいをかげば森の香りがして、

木と木が触れ合えばカラコロと心地よい音がする。

木のおもちゃに触れていると、

いつのまにか優しい表情になるから不思議です。

遊びに必要なのは想像力。

一見そっけなさを感じる無垢の木のおもちゃは、

シンプルだからこそ想像力をかきたてられ、

子どもから大人まで幅広く遊べるのだとオーナーの土屋よしこさん。

イマジネーションをはたらかせ、

それぞれの年齢でできる遊びをするから、

年が離れた兄弟で来ても楽しめるそう。

靴を脱いでのスペースなので、

ハイハイの赤ちゃんにもおすすめです。

乗り物を作ったり、動物や食べ物を作ったり。

沖縄の木の端材で作られた組み木は、

子どもならではの想像力を発揮できるおもちゃ。

ドールハウスには、小さなおもちゃがたくさん。

子ども時代にこそ自然に近い本物に触れてほしいと願い、

木のおもちゃで遊べる空間を作ろうと決めた土屋さん。

子どもが自由な発想で遊べるもの。

子ども目線のかわいらしさではなく、大人から見ても素敵なもの。

そんな視点からも、木のおもちゃを選んだといいます。

使い捨て、ではなく、ずっと長く遊べるものを伝えたい。

これも、土屋さんの大切な想いです。

ショップが併設されているので、

おもちゃを買ってかえることもできます。

沖縄の木で作られた車や、

沖縄ならではの楽器、三線（さんしん）の端材で作られた

カスタネットや針さしは、おみやげにも最適。

こちらでは月に一度、第二木曜日に

「草木あそびクラブ」を開催しています。

地元のおばぁとゆんたく（おしゃべり）しながら、

沖縄の草木を使った遊びも楽しい思い出になりそう。

この日作っていたのは、風ぐるまと虫かご、金魚。

「おもちゃは身近なもので作れるんだよ」と、おばぁ。

子どもたちは見たこともない自然素材のおもちゃに歓声をあげていました。

港川ショッピングの合間に休憩をかねて遊んでもいいし、

ショップをのぞいてみるだけでもいい。

どんな目的で訪れても、帰る時にはみんなにっこり。

それが木のおもちゃのいちばんの魅力なのかもしれません。