沖縄観光情報:那覇の高台に佇む琉球建築の赤瓦「風音」は優しく懐かしい味の沖縄そば屋さん

那覇の高台に佇む琉球建築の赤瓦「風音」は優しく懐かしい味の沖縄そば屋さん

post : 2014.05.10 12:00

※記事内で紹介している店舗は移転しております。移転先については記事文末をご確認ください。

 

識名園(しきなえん。那覇市)からほど近い真地(マージ)の小高い丘の上に、鮮やかな赤瓦の琉球建築がひっそりと佇んでいます。2014年1月にオープンした「〜あかがわらそば〜 風音(かざね)」は、オーナー・前原和枝さんが営む、ヘルシー嗜好の沖縄そば屋です。


 

まずは前菜代わりに「ウムクジアンダギー」。ウムクジは紅芋、アンダギーは揚げ物を本来意味しますが、「カロリーを極力抑え、とにかくヘルシーに」と、油を用いずなんと絶妙な加減で焼いて仕上げています。

その意味で、正確にはアンダギーではないのですが、この食感はアンダギーそのもの。いや、むしろ外はカリっと中はモチっと香ばしく、ウムクジそのものの味を楽しめる新食感と言えるかもしれません。体に優しいうっちん茶(うこんのお茶)も付いて450円。

 

 

メインの「風音そば セット」は、そばと薬味、ジューシー、デザートにサーターアンダギーとじーまみー豆腐が付いてお得な680円(「風音そば」単品は630円)。そばは、沖縄では有名な亀浜製麺の平麺。鰹ベースに豚と鳥で出汁をとったオリジナルスープは、これ以上無いほどあっさり風味の中に溶け込むまろやかなコクが上品。お好みでネギ、わけぎ、紅しょうが、生姜など県産の薬味をどうぞ。薄味が苦手な方は、七味とうがらしで味にアクセントを付けましょう。

コラーゲンだけが残るよう、何度も何度も脂抜きをし秘伝の自家製タレで仕上げた三枚肉2つとと、かまぼこ2枚をオン。ニンジン、ひじき、かまぼこ、豚肉というシンプル素材に、ほんの少し醤油で味付けしたジューシーも、油は不使用(「ジューシー」単品200円)。

さらに、通常はピーナッツとくず餅で作るじーまみー豆腐も、カロリーの高いピーナッツは風味を加える程度で、ほぼ豆乳で仕上げており、若干黄色がかっているのはそのため。こちらは逆にしっかりとした味付けが印象的です。こぶりなサーターアンダギーとともに、しつこくないボリューム感が女性でも安心です。いずれも、元栄養士の視点から「ヘルシーな料理で長寿県沖縄を取り戻したい」というスタイルに加えて、「伝統的な沖縄の家庭料理」というコンセプトが、たおやかな食事時間を約束してくれます。

 

 

こだわりの味とともに、気になる赤瓦建物は、釘を使っていない本格的な琉球建築。今や担い手が少なくなった宮大工に依頼し、現在の首里城と同じ木材・工法で、1996年に建造しました。食事スペースは、20畳程の大広間があり、別室にテーブル席も用意。なお、夜は宴会で貸切もOK(3日前までに要予約)。



 

室内には、皿の絵付け士であるオーナーの母親・和枝さんの作品などがさりげなく飾られています。料理の待ち時間に鑑賞してみてはいかがでしょう。


 

琉球犬の血が流れ、ツヤのある黒い毛並みが特徴の愛犬・ラブリーちゃん。人懐っこく、客が来ると猛烈な“構ってアピール”が始まります。

 

 

県外から民泊も受け入れているオーナーの前原和枝さん(左)と、娘の愛子さん。「県内外の方に、伝統的な沖縄の味や生活を知ってもらいつつ、健康長寿の沖縄を取り戻せたら一番です」と、穏やかな笑顔で語ってくれました。

 

 

通常では気づかないような奥まった場所で偶然に見つけた、“わたしだけのお店”。そんな言葉がぴったりな、ちょっと素敵な沖縄そば屋さんでした。


 

 

■編集部追記
記事内で紹介している店舗は下記に移転しております。
 

〜あかがわらそば〜 風音(かざね)

住所/沖縄県島尻郡八重瀬町小城388-1

電話/098-911-8539

営業時間/11:00〜19:00

 ※そば・ジューシーは売り切れ次第終了

休/水曜日

P/あり

https://www.facebook.com/kazane.okinawasoba?fref=ts

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)

 

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Information

沖縄県島尻郡八重瀬町小城388-1