新鮮野菜もヒージャーもすべて自家製!“自産自消”を地で行く木灰沖縄そばの老舗「むかしむかし」

新鮮野菜もヒージャーもすべて自家製!“自産自消”を地で行く木灰沖縄そばの老舗「むかしむかし」

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初回投稿日:2014.05.25
 最終更新日:2024.04.23

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裏山の草木を切り出し燃やして作った「天然かん水」で小麦粉をこねて作る自家製「木灰麺」。

この古くからの製法にこだわった「むかしむかし」は、沖縄そばの老舗です。

元は名護市の呉我(ごが)に、現店主の池原奈織さんの父・勇さんが1991年にオープンした沖縄そば屋「やんばる船」が前身で、

2010年、現在の名護市中山への移転をきっかけに「むかしむかし」と店名を改め、再スタートしました。

 

むかしむかし


むかしむかしの店内

 

基本理念として(“地産地消”どころか)“自産自消”を標榜。

麺はもちろん、使用されている食材のほとんどは裏の畑で収穫されたばかりのフレッシュな野菜や山菜です。


裏の畑

 

そのコンセプトの結晶とも言えるのが、今春登場したばかりの新メニュー「島野菜そば」(700円)です。

見てください、この鮮やかな彩り。島野菜そばで使用されている採れたて新鮮野菜は、どれをとっても本来持つみずみずしさに溢れています。

 

野菜

 

上の野菜たちが調理され、オリジナルのやちむん(焼物)に盛り付けられ登場です。

(写真:紅しょうがから時計回りで)パパイヤ、ゴーヤー、赤カブ、そしてもりもりのフーチバー(よもぎ)をオン。他に、サニーレタス、シマナー(カラシナ)、ニンジン、小松菜、チンゲンサイなど、全て裏庭で収穫された、季節ごとの新鮮野菜11種類をドーンと盛りつけたヘルシーメニューの決定版です。

栄養たっぷり野菜の他に、コンブ、かまぼこ、さらに三枚肉とソーキとタンパク質もしっかり(野菜の下に)隠れているので、バランスの良い満腹感をお約束。食後もさっぱり爽やか、体の芯から湧き出る元気を実感できます。
 

三枚肉そば

 

スープはコクの効いた味わい深い豚骨ベースにカツオの風味がしっかり反映、クッキリと引き締まった美味しさが際立ち、自家製麺との相性抜群です。

同様に自家製麺とスープを用いた他の沖縄そばメニューも充実です。

「三枚肉そば」(大600円・小500円)、「ソーキそば」(大700円・小600円)、「むかしむかしそばセット」(そば+チャンプルー+ご飯+デザート。900円)。

 

そして、もう一つの目玉が、これまた裏庭で飼育しているヒージャー(山羊)メニューの数々です。

イチオシは、オリジナルの「山羊カルパッチョ」(1,000円・お試しサイズ600円)。

山羊肉と言えば、独特な臭みをイメージされるかもしれませんが、若い山羊の新鮮な刺身は匂いをほとんど感じさせません。

それどころか意外にあっさりした味わいに、しっかりした旨味が隠され何とも美味で精力満点。

弾力のあるもちもち食感は食べ応えも満点です。カツオ醤油で採れたて自家製野菜と一緒にどうぞ。


ヒージャーそば

 

もちろん「ヒージャーそば」(大1,000円・小800円)、「ヒージャーそばセット」(ヒージャーそば+チャンプルー+ご飯+デザート。1,200円)など、その他のヒージャーメニューも人気です(※但し、全てのヒージャーメニューは、事前連絡を)。

 

また店内には、勇さん手作りの様々なオリジナルやちむんの数々も展示・販売。見ているだけで楽しくなります。


オリジナルやちむん

 

オリジナルやちむん


オリジナルやちむん

 

驚きの“自産自消”を実践し、昔ながらの自家製木灰麺に、自家栽培の採れたて野菜、さらにはヒージャー(寂)までも自家飼育する「むかしむかし」は、数ある沖縄そば屋でも独特の輝きを放つ、個性派の老舗でした。


ヒージャー

 

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むかしむかし

住所 /
沖縄県名護市中山694-1
電話 /
0980-54-4605
営業 /
11:00~16:00(売り切れ次第終了)
定休日 /
水曜日
駐車場 /
あり

沖縄CLIP編集部

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