南城市にあるガンガラーの谷ツアーに参加!
南城市にあるガンガラーの谷ツアーに参加!
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あそぶ
初回投稿日:2021.08.24
最終更新日:2024.08.19
最終更新日:2024.08.19
沖縄県南部、南城市玉城(なんじょうしたまぐすく)にある、”ガンガラーの谷”。
ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた、緑豊かな亜熱帯の森。専門ガイドと一緒に歩くツアーがあるんです!!
谷の広さは約東京ドーム一個分、歩行距離は約1㎞。1時間20分ほど専門ガイドの説明を聞きながら、谷内を歩きます。基本的には軽装でも参加できるツアーなので、気軽に参加可能です。
自然の中を歩くので、夏場は虫さされ等の対策をすることをオススメします。
※虫除けジェルの貸し出しが事前にあります。
いざ!出発!!
木漏れ日から降り注ぐ陽の光、時折吹く風と共に川の流れる水の音! 最高に心地よい空間。
谷内には雄樋川(ゆうひがわ)が流れ、森の両側は石灰岩の岩肌がそびえ立っており、時折そこに鍾乳石が見えます。昔はここが洞窟だった証。
数十万年前の時を超えた自然の奥ゆかしさと壮大な景色に言葉を忘れてしまうほど。
ガイドさんから、谷の歴史のこと、生息する植物や生物の名前などを聞くことができます。
こちらの谷でよく見られる、”アオミオカタニシ”を発見! 殻が緑色ではなく、殻は透明で体が緑色なんだとか。
日本最大級の”オオジョロウグモ”や、金緑色が美しい”ナナホシキンカメムシ”が葉の裏に大量にとまっている姿も多く見ることができました。
ふだんあまり見かけないたくさんの生き物がいるので、子どもを連れて、虫や生物を探し、観察するのも夏の思い出にピッタリだと思います♪生物の不思議がいっぱいです。
ツアーでは入ることができませんが、昔から安産や良縁を拝みに人々が訪れます。
”イナグ洞”(※イナグ=沖縄の方言で”女”という意味)を奥に進むと、女体をお象徴するお尻と乳房の形をした鍾乳石が見られるのだとか。
イナグ洞を過ぎると、雰囲気のあるランタンを受け取り雄樋川が流れ込む大きな薄暗い洞窟“イキガ洞”(※イキガ=沖縄の方言で”男”という意味)の中へと進みます。
冒険感最高潮♪
奥へ進むと…。
男性のシンボルの形に見える鍾乳石が !!!
こちらなぜかツアー参加者のテンションとカメラのフラッシュがマックスになる場所です(笑)
ぜひツアーに参加して見てくださいね〜♪
イキガ洞は男神として信仰され、子宝に恵まれるご利益があるとされイナグ洞とイキガ洞、二つの洞窟は命の誕生を願う洞窟とされています。
他にも、自然の神秘的なパワーを感じることのできる場所が多く存在します。
大雨が続く時期は川の水域が洞窟内の天井までに達するそうで、鍾乳石が同じ方向斜めに伸びています。
専門家が観察に訪れるほど、珍しい鍾乳石なのだそう。
岩が崩れ落ちて出来た自然のトンネルのような場所を通り抜け、さらに進むと…。
大主(ウフシュ)ガジュマルとご対面です。
この大主ガジュマルは、どのくらいの時を経て来たのでしょうか。
地に根を張り、天へとまっすぐ高く高く伸びる姿は、生命の神秘を感じます。
見上げる私たちを温かく見守ってくれてるかのよう。
沖縄では精霊「キジムナー」が宿ると言われるガジュマルの木。
横へと広がる姿が一般的でヒゲのように見えるのは、根っこ。
根を移動させて土に潜り、さらに根を張っていきます。
つまり、ガジュマルの木は移動するんですね!
大主ガジュマルは、崩落した谷底へと根を伸ばしてゆき、約150年の時を経て、この縦長の姿を作り上げていきました。
ツアー終盤、武芸洞(ぶげいどう)へ。
実は、2008年この場所で約3000年前の石の棺が発見され、その中からほぼ完ぺきな状態で全身が残った人骨が当時の人骨、港川人が保存状態が素晴らしい姿で発見されました。
こちらで、これまでの遺跡発掘調査の状況などお話を聞くことができます。
今も遺跡発掘調査が続いており、調査をしている光景を見られる時期もあるそう。
歴史の1ページをヒモ解く瞬間に、遭遇するかもしれません!!
9月頃からツアーの出発地点となる鍾乳洞のカフェ「CAVE CAFÉ」のなかで発掘調査が再開される予定だそうです。
夏休み期間中のお子様も一緒に、生命の神秘をたどる旅をしてみませんか?
きっと心に残る思い出ができますよ。
ガンガラーの谷
- 住所 /
- 沖縄県南城市玉城字前川202
- 予約電話 /
- 098-948-4192(ツアーは出発時間の決まった定員制)
- HP /
- https://www.gangala.com/
※最新情報は公式ページでご確認ください
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