沖縄観光情報:外人住宅をとおして沖縄を見つめる写真家、岡本尚文

外人住宅をとおして沖縄を見つめる写真家、岡本尚文

post : 2013.08.31 18:00

写真家・岡本尚文さんは、東京を中心にファッションの分野で第一線で活躍する写真家。
そんな彼が4年前に写真集を発表した。
タイトルは「外人住宅」。


沖縄との出会いは高校3年のころだったそうだ。
はじめて訪れたときに、文化、音楽など、沖縄の「アメリカっぽさ」に惹かれ、ハマった。
その後写真家になり、東京で活動を続けながらも、ライフワークとして沖縄の写真を撮り続けた。

アメリカの文化を吸収してきた戦後の沖縄。
苦しい面、良い面、ひとことでは、ひとつの視点では語ることができない沖縄の内面を「外部の人間」として見つめるための題材として選んだのが外人住宅だった。

「沖縄が好きで通うようになり、スタジオ用に外人住宅を仲間とシェアして借りたりしていました。その大好きな沖縄をまずはきちんと見つめることから始めようと思ったんです。

アメリカが入ってきた沖縄、というものを改めて考えてみると見えてくることがあると思うんです。なにかをひとまとめにこれは善、これは悪とすることはできません。アメリカが入って来たことで良い文化が生まれたという側面もあると思うんです。そんな沖縄の複雑さも愛おしいんです。

そういう沖縄の表裏というか複雑さの象徴として、建築物が好きだったこともあって外人住宅を題材に選びました。
仕事の合間に沖縄に来て、地図で四角い家が整然と並んでいるところを見つけては撮影に出かけていました。外人住宅は建築の際の決まり事が多く、だからこそ決まりの中で生み出される美しさを感じます」

岡本さんの写真を見て、うつくしい、と感じたらそれもいいと思う。
外人住宅と赤い花のコントラストがかわいらしいと感じたなら、それも正解だと思う。
でももし可能なら、もう少しじっとその写真を眺めてみて欲しい。
岡本さんの見つめた「沖縄の姿」が、そこには写し取られているから。

「もう何年も沖縄に通い、いまは家族も沖縄で暮らしているけど、僕はやはり外部の人間のように思う。それはこの先も多分変わらない。
良いこととか良くないこととかではなく、そのことを自覚した上でこの先も沖縄を愛し付き合っていきたい」

「外人住宅」を始め、沖縄の姿を切り取った「アメリカの夜」
「沖縄建築」シリーズが見られる岡本さんの写真展が9月24日まで開催中。
そこに写る美しい風景を眺めながら、「沖縄」についてあらためて自分なりに考えてみたくなる、そんな写真展だ。

URL:http://www.okamotonaobumi.com

「外人住宅 岡本尚文の写真」展
会期:8月29日(木)〜9月24日(火)
会場:D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD
住所:沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2階

沖縄CLIPフォトライター セソコマサユキ

 

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Information

沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2階