沖縄観光情報:世界から切り離された寂寥感…ファンタスティックな24時間「ナガンヌステイ」

世界から切り離された寂寥感…ファンタスティックな24時間「ナガンヌステイ」

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post : 2014.09.02 12:00

無人島で過ごす一夜…

沖縄好きに限らずとも、誰もがワクワクする

フレーズではないでしょうか。

 

那覇の西方約15kmに浮かぶ「チービシ環礁」の一つ「ナガンヌ島」は、

水道や電気などのライフラインはなく、人の居住・生活はありません。

しかし、トイレやシャワー、光が一切届かないワイルドな環境でもありません。

いわば「“管理された”無人島」です。

 

 

2001年からナガンヌ島でマリンサービスを展開してきた「株式会社とかしき」が中心となり、

定められた区画に必要最低限の設備が整えられました。

さらに、2012年より宿泊の際ストレスのないよう考慮された、

自然&動物そして人にも優しい大人のツアー「ナガンヌステイ」が実現しました。

 

 

8時半。那覇港から高速船で約20分、透明度の高い海域にぽっかりと、

「ナガンヌ島」がその細長い姿を現します。

島の中央付近、ダイナミックなリーフが印象的な南側の桟橋から上陸。

島幅200m程の北側にまわると、微粒なサンゴのかけらでできた砂浜が東西1.7kmに渡って広がります。

まるで水平線の彼方にまで続いているかのような現実離れした情景…

何だか吸い込まれてしまいそうです。

 


 

まず重要なのは、ナガンヌ島は、初夏から10月にかけて

アジサシといった渡り鳥が繁殖で訪れること。

そのため県の条例に定められた特別鳥獣保護区として指定されており、

観光客が立ち入れるのは、ほんの一区画、

島の大半を締める東西のエリアは、立入禁止となっています。

また夏期、大潮で満潮時の夜には、ウミガメの産卵という感動のシーンに出逢えるかもしれません。

それほど、貴重な自然が残っているわけです。

それともう一つ。驚くほど多くのオカヤドカリが島中に生息しており、

はしゃぎすぎていると踏み潰してしまうのは時間の問題…。

歩く際は、ゆっくりのんびり気を付けて。

島に生息・訪問する生物たちは先輩です。

人間はあくまでも後から来た部外者であることを忘れないでくださいね。

 

 

さて、そういったことを踏まえた上で、島をご案内。

人工造作物としては、総合カウンターを中心に、食事や休憩用のダイニングテラス、

シャワーやショップを併設したパームハウスに、レンタル器材のマリンハウス、

ビーチにはレストコテージ20棟、そして北岸には宿泊棟のレストハウスが16棟が整備されています。




 

ところで、今年3月5日(サンゴの日)、「慶良間諸島」が

国立公園に指定されたのは周知の通りです。

ナガンヌ島の他、「神山(かみやま)島」、「クエフ島」の3島で

構成されたチービシ環礁も慶良間諸島に属し、その入口と言われております。

そしてツアーの舞台となるのが、一番大きく存在感を放つナガンヌ島というわけです。

 

360°全方位、世界が認めた美しきケラマブルー…。この極上ロケーションは、

そこに“いる”だけでも十分満たされることは間違いありません。

そして、この美ら海をさらに積極的に味わうべく、オーシャンウォークやシュノーケルなど、

さまざまなマリンアクティビティやレンタルグッズもスタンバイ。

日帰りのコースでも、慶良間の海を目一杯楽しめること請け合いです。

そのため、シーズン中の日中は、多くの観光客で島は賑わいます。

 


 

気になるお食事はどうでしょう。

ステイツアーは朝夕飯付きですが、お昼は軽めのパニーニ、グループの方々にはBBQなども人気です。

 


 

16時。那覇への最終便が出ると、唐突に、いわば島本来の静寂が訪れます。

 

刻々と暮れゆく黄昏時。西の、何だかすぐそこの海に沈んでいくように大きな夕陽が迫ります。

そして徐々に訪れる圧倒的な暗闇…

でありながらも、東には、どこか遠い世界に煌めくような那覇のネオンがちらちら。

なんとも言えない寂しさに気付き始めた19時頃、

ささやかな灯りの灯ったテラスでいただく晩餐は情緒たっぷり。

少々のアルコールでほろ酔いになった頃、フと見上げてみてください。

綺羅びやかな天の川が夜空を覆っていることでしょう。

 

 

そう。ステイツアーは、日帰りとは、全く次元の異なるたしなみなのです。

翌朝東の空に新しい太陽が顔を出すまで、小さな離島(ほとんど無人島)ならではの、

絶対的な孤独感が島を覆います。時間の流れが止められたかのような、

世界と切り離されてしまったかのような独特な寂寥は、

人間の本質に触れる何かとても重要なことのように感じました。

 

翌7時。いつになく爽やかな目覚めで迎えた朝は、軽い散歩が気持ち良い。

朝食後、9時の便で那覇に帰港します。

あっという間に過ぎさった一日…

竜宮城にお邪魔していたかのような、ファンタスティックな24時間でした。

 

 

 

 

ナガンヌ島

HP/http://www.nagannu.com

*シーズンにより運航時間に変動あり(詳細は要問い合わせ)

 

株式会社とかしき

住所/沖縄県渡嘉敷村阿波連156・那覇市泊3-14-2

電話/098-860-5860

HP/http://www.kabutoka.jp

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)

 

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