沖縄観光情報:与那国島丁寧な島暮らしが現れた雑貨やさん

与那国島丁寧な島暮らしが現れた雑貨やさん

post : 2014.09.04 12:00

日本最西端の島、与那国島(よなぐにじま)は

同じ八重山諸島の石垣島までは117km、

台湾までは111kmと、台湾のほうが近い島。


 

国境の島には3つの集落があります。

祖納(そない)集落にある雑貨さくらは

与那国島のいいものをたくさん集めたお店。

 

島の植物で糸を染め、その糸を織り、

自家栽培のハーブで石けんをつくり…。

雑貨さくらには、丁寧な島の暮らしが

そのまま表現されたものが並んでいます。


 

ぬくもりを感じる店構えの扉を開けると

店主の稲川留美子さんが迎えてくれます。

 

留美子さんは北海道出身で、与那国に移り住んで20年ほど。

島で出会った旦那さんと結婚し、

今は中学生の息子さんと3人暮らし。

娘のさくらさんは、石垣島の高校に通うため寮生活中。

旦那さんは島の酒造所で、泡盛「与那国」を造る杜氏さんです。


 

お子さんがまだ小さかった頃に、家でできる仕事がしたいと

お店を始めて12年が過ぎたところ。


 

島ハーブスプレーは、さくらの庭で育つ月桃(げっとう)をベースにしたフローラルな香り。

石垣島にある工房凪さんで、ひとつひとつ手づくりしてもらっています。

 

石けんは、長命草&レモングラス、ハイビスカス、塩&ミント、黒糖の4種類。

与那国の特産品とさくらの庭のハーブで作られています。


 

琉球松、相思樹など、沖縄の木材をつかったキーホルダー。

ヨナグニウマ、そして、冬に与那国近海に群れでやってくる

ハンマーヘッドシャークが象られています。

 

与那国にこだわった、オリジナル雑貨がたくさんあります。

ほかにも、島で作られたクラフトやおいしいものが並びます。

 

すぐ近所に住むたけじおじぃは、

以前から趣味で、与那国の昔ながらの民具を作っていましたが、

自分の孫にあげたりするだけだったといいます。

 

 

留美子さんが声をかけ、お店で扱うようになると

人気が出て、今では本土から注文が入るほどに。

特にこのカゴは人気商品です。

 

与那国織物組合の織子でもある留美子さん。

 

 

丹精込めてできあがった織物は、

ポーチやバッグなどさまざまな小物になります。

さくらに並ぶほか、与那国町伝統工芸館でも販売されています。


 

与那国花織は絹糸を島の植物で染めて、手織りされています。

分業がないので、ひとりの織子がデザインから染め、織りまでこなします。

なんとも繊細で、女性たちの細やかな気持ちが再現されているよう。


 

この日は染料をつくるため、シャリンバイという木の枝を、

裏庭の窯で炊く作業もしているところでした。


 

材料は庭にある木を剪定したものです。

上の織物は、このシャリンバイで染めた糸で織ったもの。

淡いピンク色から濃い赤色まで染まります。

 

留美子さんは「せっかく与那国まで来てくれたのだから、

島らしいものを買ってもらえるようにしたい」と話します。

 

 

庭にはほかにも、パパイヤや、レモンにびわの木、

ミントや山椒など、瑞々しいたくさんの草木が。

 

そこから生まれた雑貨や、日々のお料理にふんだんに取り入れ、

そして、泡盛につけて化粧水にしたりと、植物自体が持つ力を大事にいただく暮らし。

 

稲川家の丁寧な生活を少しわけてもらうような気持ちで、

何度でもさくらを訪れたくなってしまいます。

 

 

雑貨さくら

住所/沖縄県八重山郡与那国町与那国397

電話/0980-87-2779

営業/13:00~日没

休/不定休

サイト: https://www.sakura-yonaguni.com/shop
 

沖縄CLIPフォトライター 笹本真純

 

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Information

八重山郡与那国町与那国397