沖縄観光情報:島の恵み、島の味その19シカクマメ

島の恵み、島の味 その19 シカクマメ

post : 2014.11.19 12:00

 

夏から秋の終わり頃まで市場に出回るなんとも不思議な形のシカクマメ。

沖縄では「うりずん豆」とも呼ばれ、親しまれています。

 

初めて目にしたときは、ビックリと言うか、

ちょっと恐る恐る得体の知れないものを手にするような感覚でした。

 

使い方が分からず、買うまでに時間を要した野菜のひとつです。

ある日、夫が市場で買ってきて、いざ使ってみると意外と使いやすく、

今では万能野菜の一員として我が家ではよく使います。


 

大きさはだいたい20センチほどの長さで、断面は星を思わす可愛らしいフォルム。

味はインゲンやさやえんどうに似ています。ツル科の植物なので、

家庭菜園では緑のカーテンとしてゴーヤに続く人気野菜。

我が家も畑があった頃は育てていて、重宝していました。

 

ビタミンC、ビタミンK、カロチンなどの栄養価も高く、

抗酸化作用が期待され積極的に取り入れたい野菜です。

 

ただ、このシカクマメ、市場で手にすると

地元沖縄の方でも食べたことが無いのか、

 

「これ、どんなして食べるの?」

 

とよく尋ねられます。

 

味はシンプルにさや付きの豆の味なので、実はアレンジ自在。

今日は我が家のレパートリーの中から2品紹介しますね。

 

まずは、お弁当や、副菜にお薦めの和え物。


 

「シカクマメの梅肉和え」

 

我が家は梅干しの宝庫。毎年梅雨入り前に梅を漬け、

夏の太陽の光をさんさんに浴びて梅干しを作ります。


 

熱湯でさっとシカクマメを茹でて、氷水にとり、しっかりと水気を拭き取ります。

乱切りにしたシカクマメを

梅肉と醤油、だし汁を混ぜた合わせ調味料に入れて合えるだけの簡単料理。

 

仕上げに黒ごまをちりばめて、出来上がり。

 

子どものお弁当に持たせると、担任の先生が、

 

「おいしい!今度作ってみよう!」

 

と言ってくれるそうで娘も大喜び。

是非お試しくださいね。

 

 

さて、二品目はメインのおかずにもなる「シカクマメのイリチー」

イリチーは沖縄では炒め物のことをさします。

 

なんと沖縄の炒め物、

 

「チャンプルー」「タシヤー」「ンブシー」「イリチー」

 

と様々な呼び名があるんです。

それぞれ微妙に違いがあります。

 

おなじみチャンプルーは「炒腐児」という中国の総菜料理から来ていて、

腐は豆腐を意味すると言われ、豆腐が入った炒め物です。

 

タシヤーは「ソーミンタシヤー」など、素麺、ご飯、でんぷん質のものを使った炒め物。

 

ンブシーは「ナーベラーンブシー(ヘチマの炒め煮)」のように、

水分が出やすい実物を味噌などで味付けした炒め煮。

 

そして、今回ご紹介するのがイリチー。

素材を炒めて、だし汁や合わせ調味料を使った炒め物。

 

今回は、私の住む町、うるま市の飲食店、

万鐘ももと庵が作った「にんにく肉味噌」を使った一品。


 

フライパンに油をひき、みじん切りにしたニンニクと鷹の爪を入れて香りづけします。

さっと下茹でしたシカクマメをフライパンにいれ、

軽く鍋をふり、肉味噌小さじ1、だし汁小さじ1を合わせて鍋に入れて行きます。


 

全体に味が回ったら、器に盛りつけて完成。

 

シャキシャキとした歯ごたえと、

ニンニクの風味とコクのある肉味噌が程よく素材に絡み合い、

ひとつの素材で食べ応え十分な一品です。


 

 

アジアではスープに使われることもあるとか。

薄切りにしてサラダの飾り付けにも役立ちます。

あれこれと、創作心をくすぐる素材なのです。

 

【シカクマメの梅肉和え】(4人分)

 

材料

・シカクマメ 1パック

・塩     少々

・醤油    小さじ1

・梅干し   1個

・黒ごま

 

1.熱湯に塩を入れて、シカクマメをさっと茹で、すぐに氷水に入れる。

2.梅干しは種を取り、包丁で細かくたたく。たたいた梅と醤油を合わせておく。

3.2と水気をよくふいた1を混ぜて器に盛り、黒ごまをかけて出来上がり。

 

 

【シカクマメのイリチー ~ニンニク肉味噌風味~】(4人分)

 

材料

・シカクマメ 2パック

・塩     少々

・にんにく   1かけ

・鷹の爪   お好みで

・菜種油

・ニンニク肉味噌 小さじ1

・だし汁     小さじ1

 

つくり方

 

1.シカクマメは塩を入れた熱湯でさっと湯がき、氷水にとり、あら熱が採れたら水気を拭いておく。

2.フライパンに油をいれ、みじん切りにしたニンニクと鷹の爪を入れて風味をつける。

3.2のフライパンに1を入れ、合わせ調味料(ニンニク肉味噌、だし汁)を回し入れ全体に味をなじませて器に盛りつける。

 

 

※にんにく肉味噌を入れずに、シンプルにニンニク、鷹の爪、塩だけで炒めても

素材の味を十分に堪能出来ますので、試してみてくださいね。

 

 

 

沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、河野こずえ) 

 

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