沖縄観光情報:なんとも言えない表情がキュートな石獅子

なんとも言えない表情がキュートな石獅子

post : 2014.12.08 21:00

沖縄の石で作られた、この置物は、

“石獅子”と言って、沖縄では古くから、

うちなーんちゅに親しまれて来た彫刻のひとつです。

なんとも言えない表情が、とってもキュートだと思いませんか?

  

 

琉球王朝時代の17世紀後半頃から、村落の入り口に置かれていた、

主に石製の獅子“石獅子(いしじし)”は、

村の守護神であったことから“村落獅子”と呼ばれています。

 

村落獅子は、家屋の屋根などに置かれているシーサーの、

ルーツとも云われ、“災いを防ぐように”と願いが込められていたそうですが、

製作者が不明な上、戦争などで消失した石獅子も多く、

未だにその詳細については解明されていない事も多いんだそう。


 

そんな石獅子を、現代でも作っている方がいます。

スタジオde-jinの彫刻家、若山大地さんです。

若山さんは、沖縄県生まれ、愛知県育ち。

お母様が、うちなーんちゅという事もあり、

沖縄との繋がりを大切にしてきたと言います。

 

沖縄県立芸術大学への進学をきっかけに、沖縄に移住。

大学では彫刻を専攻し、“沖縄らしい物作り”を心がけ作品を作っていたという、若山さん。

そんな時に大学の先輩である玩具ロードワークスの張り子作家の豊永盛人さんから、

石獅子の話しを聞いたそうです。

そして、那覇にある村石獅子を実際に見に行き、衝撃が走ったといいます。


 

沖縄の石を使い、沖縄の暮らし根付き、

庶民の間で広まった石獅子に感動し、

その存在があることが本当に嬉しかったと話す、若山さん。

「願いだけで純粋に作られているように感じるんです。

そこからは体温さえ感じます」。

それ以降、石獅子作りを始めたそうです。


左右の石獅子が勝連トラバーチン、中央は栗石

 

若山さんが使っている石は、琉球石灰岩というサンゴの働きによって生まれた沖縄の石。

なかでも、栗岩と勝連トラバーチンという石を主に使っています。

石は、少し目が粗く、ざらりとした手触りが、また気持ちいいんですよ!

 

また、石獅子の大きさは、手のひらほどのものから、

30cmほどあるものまで揃います。

小さいものは可愛らしく、そして大きいものは存在感たっぷり。

置く場所によってサイズが選べるのも嬉しいところですよね。


 

若山さんに、どんな風にして石獅子を生み出して行くのですか?と、お聞きしました。

「石は自然界のものですから、ひとつとして同じものはありません。

ひとつひとつに個性があり、特徴があります。

それを、石と対話するように掘り進め、見極め、石獅子へと導いていきます」

と話してくださいました。


 

若山さんが生み出す、石獅子はどれも個性豊か。

どれも、これも可愛く、そしてクスっと笑ってしまうような表情は、

見ているだけで、なんだか気分が和んできます。

 

そんな石獅子には沖縄の伝統に習って、「お家を守ってください」と、

お願いしてみたいものです。

 

 

そして、 12月4日から14日まで開催中の、

“暮らしにアートin伊計島vol3”では、

スタジオde-jinの石獅子を、実際に見ることができます。

ぜひ、こちらもお見逃しなく。

 

 

スタジオde-jin

住所/沖縄県那覇市曙3-14-1

電話/098-887-7466

HP/www.de-jin.com

 

暮らしにアートin伊計島Vol.3

場所/沖縄県旧伊計小学校(うるま市)

開催日時/12月4日〜12月14日

     10:00〜18:00

入場料/無料

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沖縄CLIPフォトライター 松村あかり

 

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Information

那覇市曙3-14-1