沖縄観光情報:島の恵み、島の味その21豚肉特集/中味汁

島の恵み、島の味 その21
豚肉特集/中味汁

post : 2014.12.17 12:00

 

前回のおでんにつづき、沖縄の家庭には欠かせない豚肉料理「中味汁(なかみじる)」。

今回も紅あぐーの生産者、喜納家の食卓からご紹介します。

 

そば屋や定食屋の看板に書かれている

「中味汁(なかみじる:場所によっては中身汁と書くところも)」というメニュー。

移住した頃、いったいどんな食べ物なんだろうと疑問に思いつつ、

なかなか頼む度胸が無いまま時は流れ・・・

 

しばらくして、中味とは豚の内蔵(主に小腸、大腸、胃)のことだと人づてに聞き、

 

「なるほど!中味=中身ねぇ!」

 

と妙に頷いてしまいました。昔からモツ系は大好物!

早速近所のそば屋で頼んでみることに。

 

定食屋ではご飯と副菜と中味汁のセット。

沖縄そばの上に山盛り中味が乗った

「中味そば」といったメニューもあります。

 

子供たちの保育園や学校の給食にも出てくる定番料理。

それだけ沖縄の暮らしに身近な食材なんですね。

 

見よう見まねで作るようになったのですが、思うように柔らかく炊けなかったり、

中味の臭いが残ってしまったり、なかなかうまくいきません。

試行錯誤しているところ、

 

「今回の豚肉特集で、中味のつくり方も喜納家に教わってしまおう!」

 

という魂胆で、中味汁もお願いします!

と図々しくも頼んでしまいました(笑)。


 

中味の下処理は、まず下茹で。

スーパーや市場では、下茹でされた状態で販売されています。

湯がいた中味に小麦粉をまぶして

よく揉んで水洗いをするのが、臭みを抑えるポイント。


 

中味を鍋に移し柔らかくなるまで1~2時間ほど下茹でします。


 

中味汁の出汁は、鰹だしと、

具に使う干し椎茸の戻し汁です。

ここまでは、普通の中味汁。

このあと驚愕の事実を知ることに。。。


 

喜納家の中味汁は、なんと、

豚肉でも高級な部位”ソーキ”を

出汁用に使ってしまうんです!

なんという贅沢な!!

 

一般家庭では、なかなか出来ない贅沢なソーキの使い方。

この豪快さ、さすが喜納農場です。

想像を超えてます。


 

柔らかくなった中味をいったん茹でこぼして、

鍋に中味、ソーキ、こんにゃく、刻んだ干し椎茸をいれ、

ソーキの出汁、鰹出汁を、椎茸の戻し汁をいれて火にかけます。


 

味付けは、醤油と塩のみ。

贅沢な出汁を存分に楽しむ為のシンプルな味。

 

「しのぶ、色味を抑える為に、醤油は少なめで塩で味の調整しなさいね」

 

と背中から優しく声をかける母ともこさん。


 

窓から差し込む柔らかい午後の光の中で、

静かに伝わる喜納家の中味汁のレシピ。


 

鍋からゆらゆらと揺れる湯気。

鰹出汁の懐かしい匂い。

沖縄の、ある家族の風景に立ちあいながら

ふと思い出すのは、遠くの家族。

 

 

そういえば、最初に母から教わった味ってなんだっただろうか。

遠い記憶をたどりながら、沖縄の家族の味を作ってみようと思うのでした。

 

 

心温まる家庭の台所にお邪魔させていただき、

喜納家のみなさまありがとうございました~。

 

 

 

 

 

 

喜納農場の紅あぐーが食べられる店

 

【EN-YA】座・バル

住所/沖縄県那覇市安里(字)63

電話/098-868-3363

ブログ/http://enya.ti-da.net/

 

 

喜納農場の紅あぐーが買える店

 

がんじゅうファーム

営業時間/11:00~21:00

住所/沖縄県読谷村字渡具知228

TEL/098-982-8877

URL/http://ganjyu.co.jp/

 

おきなわ紅豚ネットショップ

URL/http://www.benibuta.co.jp/

 

 

 

沖縄CLIPフォトライター monobox(河野 哲昌、こずえ)

 

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