青空にもくもくあがる白い煙。石垣島製糖工場

青空にもくもくあがる白い煙。石垣島製糖工場

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初回投稿日:2015.01.10
 最終更新日:2024.03.27

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私の好きな景色のひとつ。

青空にもくもくあがる白い煙。

 

煙突

 

冬だけに現れるこの煙を出しているのは、製糖工場!

サトウキビの収穫時期、毎年12月から3月~4月くらいまで工場が稼動します。

 

 

石垣島製糖は今期、12月17日に操業をスタート。

シーズンが終了するまで休むことなく、24時間態勢で動き続けています。

 

石垣島の市街地から車で北へ10分ほどいった、名蔵(なぐら)集落。

小さいのどかな集落で、サトウキビ畑やパイン畑が広がる中に大きな工場がぽつんとあります。

 

 

近くのバンナ公園の展望台から。

写真右手の白いところが製糖工場です。

 

空に毎日たなびく煙は、甘い香りがします!

私はいつもこの香りが嗅ぎたくて、

近くを通る時は車の窓を全開にして、甘いことを確認しては満足しています。

 

 

八重山では、石垣島のほかに

小浜島、西表島、波照間島、与那国島にサトウキビ畑と製糖工場があります。


 

期間中は毎日、島中からひっきりなしに到着する大型トラック。

荷台には、刈ったばかりのサトウキビが

これでもかってくらいに積まれています。


 

運転中にすぐ後ろになった時は

ちょっと距離をおいたりしますが、なんだかワクワクする光景です。

 

数年前に取材で、工場内も見学したのですが

刈ったままの状態で運び込まれたキビが、

たくさんの人の手際のいい作業で、あっというまに大量の砂糖に変身していました!

石垣島製糖では、黒糖はつくられていなく

すべて白糖となり、加工品になるために本土に送られています。

 

真夏の沖縄はすべてが色鮮やかで目を奪われますが

冬の沖縄にも、冬しか見られない景色があります。

(とか言いながら、この年明けも25度ほどの日が続き、

泳いだという石垣島や波照間島の友人も!)。

 

沖縄の冬の風物詩。

冬に訪れた方はドライブがてら、ぜひ見てみて、嗅いでみてくださいね♪

 

 

 

笹本 真純

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