糸満漁港は、セーイカ漁獲量日本一!!!1杯から1個しか取れない、こちらはいかが?

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初回投稿日:2015.01.23
 最終更新日:2024.04.11

糸満漁港は、セーイカ漁獲量日本一!!!1杯から1個しか取れない、こちらはいかが?

 

沖縄県南部、糸満市の糸満漁港へやってきました。

沖縄本島では日本最南端かつ最西端にある第3種漁港。

実は冬のこの時期、糸満漁港ではセーイカ漁がピークを迎えています。


 

なんと糸満漁港は、セーイカ漁獲量日本一!!!

沖縄県のセーイカの水揚げ量は約1800トンから約2600トン。

平成24年の水揚げ量は約2400トンで、そのうち糸満市で約900トンが水揚げされていて、

全体の約40パーセントを占めています。

これは県内のみならず日本一の水揚げ量なんです!


 

セーイカは沖縄の方言名、和名はソデイカ。

食用イカの中で最大級のイカで、体長1メートル、体重は20キロにも達します。

水揚げ時には、主に胴体部分が競りに出されますが、

胴体部分だけでもとても大きい!!

試しに私が持ったもので12キロ!!一人で持ち上げるのは一苦労(汗)


 

水揚げされたセーイカの胴体部分を7キロ基準で

7キロ以上の「まぎー」(大きい)と、それ以下の「ぐなー」(小さい)

に仕分けられます。


 

沖縄県でセーイカ漁が本格的に始まって26年。

まだ新しい漁業ですが、今では県内でマグロの次に多く水揚げされています。

 

1月から2月のこの時季は、水揚げ量が多いんだとか!

取材日も大漁!大漁!

朝の6時半頃に船を着け、競りが始まる直前までセーイカの水揚げが続きます。

海人(うみんちゅ)も競り長も声がデカいっ。

活気の良い競りも見どころです。


 

海人の奥さんがセーイカの美味しい食べ方を色々教えてくれてました。

しかもキレイにさばいてくれてお土産までいただきました。

にふぇーでーびる!!(ありがとうございます)


 

セーイカ漁獲量日本一を誇る糸満市では、セーイカの消費拡大に向けて、

セーイカの加工食品の開発やイベントなど様々なPR活動を行っているそう。

 

本日23日から2週間「西崎6丁目街バル」と題して、

糸満市西崎6丁目やその近隣の店舗にてセーイカを使った

料理が楽しめるイベントが始まります~。

市場には出回らない希少部位、イカの口や胴体とヒレの境目部分なども使い、

各店舗こだわりメニューが頂けるんだとか♪

セーイカの希少部位が食べられるチャンスですよ!


 

明日の24日からは、道の駅いとまんにて「糸満フェア」が開催されるので、

こちらでもセーイカの特産品がお目見えです!

ぜひ足をお運びください!

 

イカの口!!!

みなさん見た事ありますかーーー??

じゃーーん!これですー!


 

見るからに口です(笑)

イカの口は、市場に出回ることはほとんどないそうです。

イカ1杯から1つしか採れないですもんね。

 

イカの旨味がぎゅっと詰まっていて、とても美味しい部分。

茹でてシンプルに塩で焼いてマヨネーズをつけたり、醤油で味付けしても美味しいんです。

もちろんお酒のお供に最高!!!

セーイカは栄養価が高く、他の魚介類に比べて

2倍から3倍も多くタウリンが含まれているんだとか。

消化も良いので、子どもやお年寄りにもおすすめです~。

 

セーイカ漁獲量日本一の糸満市で、

ぜひセーイカを食べてくださいね!!

 

 

競りは基本 月曜日から土曜日 4時から受付開始

(個人での購入は不可。見学は可能)

糸満漁港 糸満漁業協同組合

住所 /
糸満市西崎1丁目4-11(財団法人沖縄県水産公社)
電話 /
098-992-0902(販売課)

沖縄CLIP編集部

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