7つの木工房が営む家具の店「mokumoku(モクモク)」
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初回投稿日:2015.02.22
最終更新日:2024.04.19
アメリカのユーズド家具店が並ぶ宜野湾市(ぎのわんし)の国道58号線沿い。
この家具街道の並びで、ひときわ目立つまっ白な建物が木工家具を扱う店「mokumoku(もくもく)」です。
一歩入ると清々しい木の香りに包まれる店内はまるで、にぎやかなおもちゃ箱のよう。
テーブル、いす、カトラリーに時計など、大きな家具から小物までびっしりと並べられています。
mokumokuは7つの工房が共同経営するお店。それぞれの作家が作ったものを並べながら交代で店番もしています。
「作り手が店に立つので、家具の質問や相談にすぐに答えられるんですよ」と、この日店番だった『木工房 木妖精(キジムナー)』の外間(ほかま)さん。例えば、棚やテーブル、机などを求めてきてもそれぞれの家庭にぴったりのサイズがあるもの。
イメージに近い家具はあっても寸法が……もしくは、別の木材で作ってほしい……といった相談にも、すぐに対応できるのです。店番をするメリットは、作り手側にもあってお客さんとの会話からアイディアが見えたりするそう。「今の時代に求められるものを知ることができたりしてね、店番も楽しいんですよ」
7つの工房がかかわっているからカトラリーひとつとっても、なないろの個性。「見ていて飽きないでしょう?」と外間さん。
木材、形、大きさ。少しずつ違っていて、選ぶほうも楽しくなります。
そんなmokumokuのなかで、いちばん人気があるのは「時計」です。やはり7つの工房がそれぞれの持ち味を出しながら作っているのでずらり並べると、この通り。見ているだけでもわくわくしてきます。
こちらはティーダシーサー時計。ティーダとは沖縄の言葉で「太陽」を意味するので太陽とシーサーが合体している時計!? この表情、ぱちりと目が合うと、毎日笑っちゃいそうですね。
ほかに島ぞうりストラップやコースターなど手土産にぴったりなものから、おもちゃのキッチンやつみ木、こまなど子ども用クラフトまでいろいろあります。
「沖縄は日本で一番木の種類が多いと言われているんですよ」と外間さん。mokumokuにあるクラフトのほとんどが琉球松やセンダン、デイゴなど県産木で作られています。カウンターの壁には、その木の見本がずらり。特に世界で2番目に軽いと言われているデイゴの木を持たせてもらったところあまりの軽さにびっくり!
そんな木の話を聞くのも楽しみのひとつ。オーダーメイドも受けているのでほしい家具のイメージがあれば相談も可能です。mokumokuで、沖縄ならではのとっておきクラフトを見つけて下さいね。
沖縄工房家具&木工クラフト mokumoku(もくもく)
- 住所 /
- 沖縄県宜野湾市大山5‐17‐5
- 営業時間 /
- 11時~19時
- TEL /
- 098‐897‐5755
- 定休日 /
- 水曜日
- Webサイト /
- http://okinawa-mokumoku.jimdo.com/