沖縄観光情報:沖縄でぶくぶく茶を体験!琉球の茶道ぶくぶく茶あけしのの会

沖縄でぶくぶく茶を体験!琉球の茶道ぶくぶく茶 あけしのの会

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post : 2015.02.26 12:00

沖縄のお茶といえば、たぶん、ほとんどの人が思い浮かべるのが

さんぴん茶ですよね。ジャスミンの香りが豊かな花茶の一種。

アイスレモンティーと並んで、沖縄の家庭や食堂でポピュラーな飲み物です。

 

 

さんぴん茶は中国、ティーはアメリカから、というように

いずれも海外から持ち込まれた飲み物ですが、

沖縄に海を越えて伝えられ、定着したお茶がもう一つあります。

 

それは明治から戦前にかけて那覇近辺で親しまれたぶくぶく茶。

調べてみると、茶道のように体系化されていることが判明。

しかも、マンツーマンで体験ができるんだそうです!

ということで、どんなお茶かさっそく体験してきました。

 

 

由緒がありそうな門を叩いて引き戸を開けると、

「いらっしゃいませ」という奥ゆかしい声が。

声の主はNPO琉球の茶道ぶくぶく茶あけしのの会の代表田中千恵子さん。

小学校で長年教壇に立っていたという田中さんの導きを受け、

さっそくぶくぶく茶体験が始まりました。

 

 

まずはじめにやることは紅型模様の着物を羽織ること。

着ているものの上からで大丈夫だそうです。

鮮やかな着物を羽織ることで、沖縄の過去にタイムスリップできそうです。

 

BGMの琉球民謡に耳を傾けて、ゆったりした時の流れに

身をゆだねたら準備完了です。

 

 

居住まいを正して、次はお茶をいただく作法の伝授を受けます。

 

お茶が膝の先に置かれたら、まずは

「ちょうだいいたします」と声に出すそうです。

 

 

次に、茶碗を右手でそっと抱えながら左手添えて両手で持ち上げます。

 

胸の前に持ち上げたら、茶碗を左回りに1/4回転ほどまわしましょう。

正面を避けて飲むのがポイントですので、

どれくらい回せば良いかというのは厳密にはないそうです。

 

泡を眺めて、その美しさを愛でたら、

泡を吸い込むようにして、“食べる”のだそうです。

 

 

泡を食べる前にお茶を飲み干すと茶碗に泡が残ってしまいますので、

お茶を飲み干す前に泡をいただくのがポイントのようです。

この時、変な音を立てないように気をつけたほうがいいでしょう。

 

ほのかな甘みとかすかな香ばしさを味わったら、

お椀を置いて、「けっこうでございます」と

感謝の言葉を述べておしまいだそうです。

 

 

田中さんによれば、ぶくぶく茶は振り茶と呼ばれる泡立て茶の一種で、

16世紀以降に薩摩経由で当時の琉球に伝わり、

中国からの冊封使のおもてなしの席に点てられてきたそうです。

材料は煎った玄米を粉末にしたもの。玄米を煎じたお茶をお茶碗に注ぎ、

大きな茶筅で素早く泡立てたあぶくをトッピングしてできあがり。

 

 

言葉にすれば簡単そうに聞こえますが、泡立てたり、

泡を美しく掬い取るには熟練が必要です。

 

真夏の入道雲のようなこのふわふわした泡を見てください。

琉球石灰岩を通って湧き出した、ミネラルをたっぷり含む

沖縄の水を使うからこそ、このような盛り感のある泡ができるのだそうです。

 

 

「旅立ちの日に ぶくぶくのお茶や 旅の嘉例なむん 立ててめぐらせば むとの泊」 

という琉歌があるそうです。意訳すると「旅立ちの日には

ぶくぶく茶が縁起を運びます。このお茶を飲ませて見送れば

何事もなく元の港に帰ってくるでしょう」となるでしょう。

このお茶は誰かが旅に出るときに再会を誓って飲む縁起の良いお茶であるようです。

 

さて、ぶくぶく茶の体系化にあたってこられた田中千恵子さんは、

和敬清寂(わけいせいじゃく)という茶道の心をヒントに、

和敬清寛(わけいせいかん)をぶくぶく茶の心としました。

寛とはゆったりのんびりているという意味のほか、

他者に対して態度がゆるやかである状態を指す言葉です。

田中さんたちは、思想や信条、国籍を超えて、人々がつながれるように

との願いとともにぶくぶく茶の再興に尽力されてきたそうです。

 

 

体験にあたっては、このように歴史や背景について

時間さえあれば色々なお話を聞くことができるそうです。

沖縄旅行の思い出にぜひ、ぶくぶく茶を味わってみてください。

 

○体験は約一時間で料金は一人1000円です。

○お茶の作り方も含めた講習は約二時間で料金は一人2000円です。

*先生のご都合もありますので事前に予約・相談が必要です。

 

 

琉球の茶道ぶくぶく茶 あけしのの会

住所/沖縄県浦添市安波茶3-8-6

電話/090-9788-1136

営業時間/9:00~18:00

定休日/不定休(要相談)

 

沖縄CLIPフォトライター 福田展也

 

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Information

浦添市安波茶3-8-6