落差55m、西表島の山奥にある沖縄県最大の垂直滝

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あそぶ

初回投稿日:2013.09.30
 最終更新日:2024.03.27

落差55m、西表島の山奥にある沖縄県最大の垂直滝

沖縄県西表島(いりおもてじま)。「東洋のガラパゴス」とも呼ばれるその島に落差55m、ピナイサーラという沖縄では最大の垂直な滝がある。

「ピナイ」とはひげ、「サーラ」が滝という意味で
遠くから見ると老人の長いひげのように見えることからこの名前がつけられたとか。
間近に行くとその迫力にただただ圧倒されるだろう。

滝にたどり着くには3つの方法があり
海中道路から入ってマングローブやジャングルの中をひたすら歩く(トレッキング)という方法。
川からカヌーで行く方法、または遊覧船で行く方法だ。
この滝は西表島に数ある大きな滝の中でも比較的行きやすく、初心者にもおすすめということ。
とはいえ、トレッキングはそれなりに高低差もありロープなどを使わないと登れない場所もあるので
体力に自信の無い人やお年寄りには遊覧船で行く方法をおススメしたい。
トレッキングの最中には本州では見る事のできないような
様々な熱帯の植物、動物、昆虫等を楽しむ事が出来る。

ピナイサーラの滝までの道

ヤモリ

サキシマスオウの木

このサキシマスオウの木は根の部分がとても特徴的で
板根(ばんこん)といわれ、古くは板根を切り出してそのまま船(サバニ)の舵として使用していたらしい。

サキシマスオウの木

滝上からは鳩間島(はとまじま)、バラス島、鳩離島(はとばなれじま)を一望することができ、
まるでアマゾンの奥地にいるような絶景が味わえる。

滝上

そのまま山道を下り滝壺に入って、55mの滝を見上げながら山道でたっぷり流した汗を洗い流すのがまた爽快!

滝壺

それまでの疲れを一気に忘れさせてくれるかのようだ。
マイナスイオンをたっぷり体に浴び、大自然を全身に感じる旅に出よう。

沖縄CLIP編集部

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