沖縄観光情報:人のぬくもりを感じるイベント「もとぶ手作り市」

人のぬくもりを感じるイベント「もとぶ手作り市」

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post : 2013.10.04 12:00

 

 

沖縄県北部、本部港に近くにある「本部町営市場」。
シャッター通りと化していたまちぐゎー(市場)が、とくに賑やかになる1日があります。
それは毎月1回開かれる「もとぶ手作り市」の日。
地元のお客さんも観光客も、たくさんの人が訪れています。

 



手作り市にはおよそ30店ほどのお店が軒を連ねます。
農家、陶芸家、サンドイッチ屋さんやオリジナルのTシャツ屋さんなど様々。
「市」といっても雰囲気はどこまでも緩やかで、
出店者同士、お店とお客さん、お客さん同士あらゆる人が
おしゃべりしながらのんびりと、1日を過ごしています。

 

 

 

 

その脇を、子どもたちが歓声を上げながら走り抜けます。
昭和の時代にタイムスリップしたような、なんだか懐かしい雰囲気。

 

仕掛けたのは市場の中で「まちぐゎーみちくさ」という
珈琲店を営む知念正作さんと沙織さん。
染織家の正作さんが、自分の作品を販売する場所をつくりたいと考えたとき、
地元の本部町でおばあちゃんが洋服屋さんをやっていたこともあって、
お店を出すならよく遊びに来ていた市場で、と考えたそう。

 

久しぶりに来た市場はシャッターばかりの寂しい場所に。
店舗を借りようとするも断られ、それならばイベントから、と
周囲のお店、つくり手たちに声をかけて始めたのが「もとぶ手作り市」なのです。

 

「小さい頃、市場には駄菓子屋やおもちゃ屋さんがあって楽しかったんです。その頃の風景を取り戻したい。それに、地域の人にもこの市場を見直して欲しいし、同じ世代の人に自分たちの町におもしろい場所があるということに気づいて欲しかったんです」

 

 

回数を重ねるうちにメディアで紹介されるなどイベントが賑わいをみせ、
人が集まる拠点に、と自分の作品も並べつつ、市場の中に珈琲店を開きました。
空き店舗も、いくつかお店が入り、少しずつ埋まり始めています。

 

毎月第三日曜日に開催。始めてから7年、一度しか休んでいなません。
次回はもう82回目。つくり手もお客さんも、大人も子どもも穏やかな表情で過ごす1日。
そこにある商品だけでなく、ここに来ればみんなに会える、
というような安心感が生み出すあたたかな雰囲気。それもこの市の魅力のような気がします。
「もとぶ手作り市」は、この町の風景になっていました。

 

 

もとぶ手作り市
場所/沖縄県本部町営市場
日程/毎月第三日曜日開催

Webサイト/ http://motobuichi.ti-da.net/

 

 

沖縄CLIPフォトライター セソコマサユキ

 

 

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Information

沖縄県国頭郡本部町渡久地4