沖縄在住アメリカ人に人気なハンバーガー「パーラーK’sPit」

如何にも美味しいハンバーガーが似合う店主の大村憲太郎さん（47歳）は、優しい笑顔とトレードマークのオーバーオールがとても似合う「パーラーK’sPit」のマスコット的存在です。



そんな大村さんは、17歳の頃にファッションのトレンドとして注目されたアメカジに強く影響された一人として、ファッションや雑貨、音楽を通してアメリカの文化に魅了されました。

それから取り憑かれたようにアメリカと日本との行き来を繰り返し、雑貨などを買い漁るうちにある思いが芽生えます。



「アメリカの文化に囲まれて生きていきたい」

そんな思いを抱き考え抜いた結果、ダイナー（アメリカの大衆食堂）を経営することに行き着いたのでした。まずは2000年、愛知県に本店をオープンします。そして昨年5月、米軍基地が点在し、アメリカ人やその文化を身近に感じることができる沖縄で「パーラーK’sPit」をオープンしました。とにかくアメリカが大好きな大村さんにとって、沖縄はとても魅力的な場所に見えたのでしょう。

そんな夢の塊である「パーラーK’sPit」は黄色い看板カーが目標です。



店内に一歩足を踏み入れると、大村さんが集めた総額約500万ほどの50年代、60年代のオールドアメリカンテイストを感じる照明、椅子、テーブル、雑貨に目を奪われます。





パステルカラーの可愛い壁や店内の雑貨を背景に写真を撮れば、インスタ映え間違い無しです。大村さんのこだわりが詰まった店内で人気メニューのハンバーガーを食べながら、写真撮影も楽しみましょう。

さて、ここからは沖縄在住アメリカ人に大人気メニューのハンバーガーをご紹介します。

ハンバーガーの味を決定づけるのは、バンズで挟み込むハンバーグではないでしょうか？「パーラーK’sPit」のハンバーグは、赤身の味わい豊かなアメリカ産のモモ肉と牛脂のみを使用し、至ってシンプル。その日に挽いた肉は翌日には持ち越さないこだわりようで、オーダーが入ってからひとつひとつ丁寧に焼き上げます。



バーガーペーパーで包み込み、大口を開けて頬張れば、程よい肉汁と赤身の旨みが絶妙に調和して、誰もが目を丸くして幸せな笑顔を浮かべます。



個人的おすすめハンバーガーはチーズバーガーです。４ミリほどの分厚いチーズがさらに見事なアンサンブルへと変化し、旨いの一言に尽きます。「原価などは気にかけず、とにかく旨いハンバーガーを提供したかった」と語る大村さんの至高のハンバーガーは間違いなく必食でしょう。沖縄県在住アメリカ人に大人気なことにも深く頷けます。

ハンバーガーの本場は紛れもなくアメリカです。「アメリカ人にこそ旨いと言わせたい」と語る大村さんは、新たに期間限定で沖縄で獲れる旬の魚を使ったフィッシュバーガーにも注力しています。沖縄に観光で訪れた際は、ぜひハンバーガーを目当てに「パーラーK’sPit」に足を運んでみてください。



きっと沖縄在住アメリカ人の胃袋を掴んで離さないハンバーガーとオールドアメリカンな雰囲気を感じる空間から、アメリカに来たような非日常感を楽しむことができるはずでしょう。