知ってまた沖縄が好きになる。大人も学べる施設3選

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初回投稿日:2015.10.15
 最終更新日:2024.03.21

知ってまた沖縄が好きになる。大人も学べる施設3選

沖縄の民俗や文化、歴史、自然などについて、私たちはどれほど知っているでしょうか。 交易で育んだ文化や独自の気候で生み出していった自然生物。青い海・青い空だけでは知りえない、奥深い歴史など。琉球王国時代以前から今までにわたり、沖縄があゆんだ軌跡について、沖縄の随所で学ぶことができます。沖縄をより具体的に知ることで、またさらに好きになる。大人でも学びたい!そんな貴方にオススメな3選です。

①やっぱり 王道、沖縄県立博物館・美術館

ブランドを多く扱う免税店、Tギャラリア沖縄(byDFS)が位地するおもろまちに、一際目立つ建物があります。琉球王国時代にあった石積の城壁をモチーフにデザインされた「沖縄県立博物館・美術館」。

沖縄県立博物館・美術館

博物館はメインホールを中心に、自然史、考古、美術工芸、歴史、民俗の展示室にわかれ、亜熱帯の気候から育まれた植物や動物、祭事や信仰、家庭で使われていた民具などが、詳しい説明とともに展示されています。その数は、3千点以上!他にはない、歴史の全容が目の前で見ることができます。

博物館のメインホール

豊年祭に登場する来訪神の「ミルク神」。仏教の弥勒信仰と沖縄古来の信仰が混ざり合った面持ちは、ユーモア溢れます。

豊年祭に登場する来訪神の「ミルク神」

身長150cm、私たち日本人のルーツを探る重要な手がかりとされる、約2万年前のホモ・サピエンス「港川人」。全身がそろっている人骨化石は、世界的にも貴重とされていますが、港川人を発見した方が、考古学者などではなく民間人だったということも、世界的に珍しいとされています。

約2万年前のホモ・サピエンス「港川人」

 

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沖縄県立博物館・美術館

住所 /
沖縄県那覇市おもろまち3丁目1-1
電話 /
098-941-8200

②実は巨大な博物館!知っているとうれしい海洋博公園の魅力

海洋博公園「歴史・文化エリア」にある、2013年10月にグランドオープンした「海洋文化館」。 海洋民族の歴史や文化を紹介する「海洋文化館」では、約750点にのぼる展示資料を、航海や食、音楽などにわけテーマごとに解りやすく展示しています。オセアニアの島々へ渡り、移り住んだ壮大なストーリーを大型スクリーンと床面地図で紹介したダイナミックな映像は迫力満点!

「海洋文化館」

プラネタリウムホールでは、最大恒星数1億4千万個に及ぶ美しい星空をドームスクリーンいっぱいで楽しむことができます。季節にあわせた沖縄の星空と、沖縄に伝わる星に関する民話の上映もあり、リクライニングシートでゆったりとくつろぎながら堪能できるのもうれしいですね。

プラネタリウムホール

海洋博公園へ行ったら、「熱帯ドリームセンター」も必見の施設。ランをはじめとした熱帯・亜熱帯の花々が綺麗に咲き乱れる光景は、言葉通り別世界と言えます。

熱帯ドリームセンター

 

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海洋博公園

住所 /
沖縄県国頭郡本部町石川424
電話 /
0980ー48ー3624

③ヤンバルクイナの生態を目で見て学ぶ、貴重な専門施設

ヤンバルクイナは、1981年、やんばる(山原)と呼ばれる沖縄本島北部で新種として確認されたクイナの一種。世界でも沖縄のこの地域にしか生息しておらず、翌年の1982年には国指定の天然記念物に指定されています。

ヤンバルクイナ

国頭村には、希少なヤンバルクイナの生態調査等を目的に建てられた「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」があり、生態について深く知ることができます。

「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」

施設内では、やんばるの森を再現した環境の中、1羽のヤンバルクイナが飼育されています。訪問すれば100%近くの確立でヤンバルクイナに会える、県内でも貴重な施設です。

「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」の店内

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ヤンバルクイナ生態展示学習施設

住所 /
沖縄県国頭村安田1477-35 安田くいなふれあい公園内
電話 /
0980-41-7788

各市町村の民俗資料館など、沖縄を深く知る施設はまだまだあります!ご紹介しました各施設では、企画展示や貴重な展示の裏側を見るバックヤードツアーなど、なかなか見れない催し物を行う場合もありますので、沖縄旅行の際にはぜひチェックしてみて下さいね。

沖縄CLIP編集部

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