沖縄の聖地巡礼「東御廻り(あがりうまーい)」

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初回投稿日:2013.10.13
 最終更新日:2024.09.02

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沖縄の祖「アマミキヨ」が渡り歩いた聖地を巡る「東御廻り(あがりうまーい)」。
アマミキヨはニライカナイ(理想郷)の地からやってきて国(沖縄)づくりをした創世神と言われています。

琉球王朝時代になって国王が王国の繁栄と五穀豊穣を祈願する行事として始めたのがその起源と言われ、その後民間へと広まっていったそうです。今では沖縄(琉球)の歴史に触れることが出来る旅として、東御廻りをする人が増えています。

首里城・守礼門のすぐそばにある世界遺産「園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)」で、旅の安全を祈願するのがスタート。
そこから首里を中心に太陽の昇る方(東方/あがりかた)、つまり現在の南城市佐敷、知念、玉城方面へと聖地は続いていきます。

14ある御嶽(うたき)の中でもっとも有名なのは斎場御嶽(せいふぁーうたき)。
ここは県内最高の霊地とされ、アマミキヨがつくった七御嶽のひとつ。世界遺産にも登録されています。
木々の隙間から琉球王朝時代に神事が行われた「神の島」久高島を拝むことができます。


知念城(ちねんぐすく)
 知念城(ちねんぐすく)


知念大川(ちねんうっかー)
 知念大川(ちねんうっかー)


受水・走水

琉球における稲作発祥の地とされる受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ)などを廻り、


玉城城

最後は玉城城(たまぐすくぐすく)。ここも七御嶽のひとつで岩をくりぬいてつくられた城門は、夏至には朝日が、冬至には夕日がまっすぐに差し込み、幻想的な光景が見られます。祖先を敬い、自然の恵みに感謝してきた沖縄の人々のこころを感じることができる「東御廻り」を旅の予定に入れてみてはいかがでしょう?もしかしたら、不思議なパワーをもらえるかもしれませんよ。

とはいえどこも地元の人々にとって神聖で大切な場所。マナーを守って参拝しましょう。
 

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