石垣島 ハーリー
- イベント
- 7
- Clip
post : 2015.06.22 12:00
旧暦5月4日“ユッカヌヒー”に行われるハーリー。航海安全と豊漁を祈願する、サバニといわれる舟を漕いで競う伝統行事です。2015年は6月19日に県内各地で行われました。

石垣島では、3ヶ所の漁港で毎年行われていますが、街なかの石垣漁港での、石垣市爬龍船競漕大会が一番盛大に開催されています。明治時代から行われていて、2015年で第109回目という長い歴史もあるんです。
海人の本ハーリーに加え、一般の人が参加する団体ハーリー、女性のみのマドンナハーリーなど、なんと150ものチームが出場。職場や同級生などでチームを組み、練習をしてこの日に挑みます。平日でも会場は人で溢れ、熱気ムンムンです。

朝8時に開会式、女性部の舞踊や海辺の小学校の生徒たちによる余興が披露され、徐々に人が増え、屋台も賑わい、おまつりムードが高まっていきます。
海人のレースは3チームでの競漕。御願ハーリーで大会スタートです。水しぶきをあげ、すごい速さと気迫で進んでいく様子は目を奪われます。


たくさんの声援を受け御願ハーリーを制した西組。

そのあとに一般の団体ハーリーが10レース行われ、次は海人による転覆ハーリー。合図が出たら、サバニを転覆させて乗りなおし、すばやく漕ぎ出します。

転覆させると一段と大きな歓声が。

100チームほどが競った、団体ハーリーで3位となったJTAハーリークラブのみなさん。優勝を狙っていたので悔しいと話していましたが、やりきった清々しい笑顔!
13時頃、大会のフィナーレを飾るのは上がりハーリー。多くの人が見つめる中スタート。太鼓や指笛、応援にも熱が入ります。

800mを3周するコースで、2周目に入ったあたりから、中二組がかなりの差をつけ、1位を独走。そのままゴールし、見事8連覇を達成!


中二組はハーリーのヒーローです。
これで2015年のハーリーもおしまい。喜ぶ人、悔しがる人、とりあえず楽しんだ人。今夜はみんなお酒がおいしいはずですね。それぞれのハーリー小屋では宴会が始まります。
2015年もみなさんお疲れさまでした!
2017年は5月29日に行われます。ぜひ見にきてください!♪
沖縄CLIPフォトライター 笹本真純
関連記事
Information