ファンタジーな紅型でつくられた色とりどりの雑貨たち
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post : 2013.10.26 18:00
色とりどりのメルヘンな紅型(びんがた)。
沖縄県南城市(なんじょうし)にある紅型雑貨•虹亀商店のオーナーであり、作家の亀谷明日香さんの描く紅型は古典の紅型表現とは異なる、まるで新しいファンタジーのような世界だ。
またその紅型が行灯やポーチ、携帯ケースや洋服、掛け軸など普段の生活に使えるさまざまな物として形を変える。
特に人気のあんどんは、後ろから照らす照明と型を使った紅型の表現技法がうまく重なってカラフルな影絵を思わせる。
またウェディングのウェルカムボードや家の表札等のオリジナルアイテムもオーダーメイドできる。
「オーダーメイドの注文が入るとその人の為に、と一度しか使わないオリジナルな絵柄を考える事が多いんですよ」。
と言って亀谷さんはオーダーメイド用に型を彫り始める。
通常、型というのは同じ柄を複数生産するために使われるものだが、それを一点もののために彫るというのだからその本気ぶりが窺える。
国際通りにある琉球ガラスとやちむんのお店「ハイビスカス」の為に細かく彫られたオリジナルの型を見せてもらうと、その繊細さと美しさにため息が出た。
亀谷さんが創る紅型のモチーフは、沖縄の自然に根差すガジュマルやクジラ、そして海。
古典的な紅型の柄は、菊や牡丹に鶴や亀など、本土の文化を取り入れたものが多く沖縄の自然をモチーフとしたものは意外と少ない。
けれど高校時代に一人旅で沖縄に来て以来、沖縄に惚れ込み沖縄の自然をとても愛していた明日香さんは、進学先に沖縄を選び、
そこで出会った紅型で沖縄の自然を表現すると決めたのだそう。あまりの沖縄好きに頭が下がる思いだ。
古典の色使いには無いエメラルドグリーンを使用するのも沖縄の海の美しさを表現するため。I
今後はもっと図柄を発展させ、世界観を広げながら大きいものの制作に挑んでみたいそう。
「もともとは道売りから始まっているので、作品だけで終わらせる事無くふだんの暮らしに使ってもらえるものを、と意識しています」。
自分へのプレゼントとして、大事な人たちへの沖縄土産として。
カラフルで洗練された沖縄らしい雑貨は、きっと世代を問わず喜ばれる筈だ。
また今なら沖縄県読谷村(よみたんそん)にある残波ロイヤルホテルの1F特設ブースで明日香さんオリジナルの型を使った紅型の染め体験ができる。
塗り絵感覚で世界にひとつしかない自分だけの紅型雑貨を作ってみるのも楽しいに違いない。_____________________________________________________
沖縄CLIPを見たといって雑貨を買ってくださったお客様に、
もれなく虹亀商店オリジナルポストカードをプレゼント!
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虹亀商店
〒901-0613
沖縄県南城市知念字吉富サウジ原 335-1
Tel:090-8293-1138
メ-ル : kame10000@hotmail.co.jp
営業時間:11:00 ~17:30
(定休日:木曜日•日曜日)
HP/https://nijigame.com/about_us/
沖縄CLIPフォトライター Sandy
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