八重瀬町(やえせちょう)にある「機織工房しよん」の織物
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post : 2013.12.19 12:00
沖縄県の南部、八重瀬町(やえせちょう)。
白い瓦屋根に、すっくと背筋を伸ばしたシーサーが鎮座する古民家。
そこから聞こえてくるのは、カタカタ、カタカタと機を織る、
耳に心地よい昔ながらの音。
ここ、機織工房しよんでは、喜久村敦子さん、長池朋子さん、
山城恵美子さん、牧山昌子さんの4人の作家が、
沖縄の伝統的な織技法を用いながら、
それぞれの完成で「いま」の暮らしに合うプロダクトをデザインし、
さまざまな染料によって、思い思いに糸を染め、手織りしています。
工房と、販売スペースが併設されているので、
作家の作業を間近に見ながら、商品を選ぶことができるのです。
こちらはがま口(小)。
鮮やかな色が心を弾ませ、買い物を楽しくさせてくれそうです。
名刺入れもカラフルに。
ピンクのものが花織、水色がグーシ花織でで作られたもの。
絹で作った数珠入れや、
ロートン織で作られた半巾帯など。。
ロートン織とは首里織の一種でたて糸の浮く織り方のこと。
4人がそれぞれ自由に作品を生み出しているのに、
「しよん」としての作品として、心をあたたかくしてくれるような、
自然な風合いを、どれも共通してまとっています。
「持っていて嬉しくなる、使いやすくて長持ちするもの」
そんな思いで日々手織りされる沖縄の織物。
ぜひ工房を訪れて、作り手に会い、
手に取ってみてください。
その出会いが、日々の暮らしを
いつもより少し、明るいものにしてくれるはずだから。
機織工房しよん
住/沖縄県島尻郡八重瀬町字仲座72
営/9:00-17:00
休/木曜日、旧盆、お正月
TEL/098-996-1770
Mail/mail@shiyon.info
沖縄CLIPフォトライター セソコマサユキ
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