石垣島のかわいい古民家、香りのアトリエPEPE[PR]
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post : 2016.02.20 21:00
沖縄最高峰、石垣島の真ん中に位置する於茂登岳(おもとだけ)のふもとに広がる於茂登集落。静かな集落のなかに、香りのアトリエPEPE(ペペ)があります。

2015年にオープンしたばかりのアトリエは、漆喰の瓦屋根の古民家。PEPEでは、たくさんの香料のなかから自分の好みのものを選んで、オリジナルの香水がつくれます。

とびらを開けておじゃますると、外国ののんびりした片田舎といったかわいい雰囲気。ピンクの壁や水色の柱は、借りたときからこのカラーだったといいます。


ペペを主宰するのは、Maki Uedaさん。香りのアーティストとして、国内はもとより、ヨーロッパでも活躍されています。最近もオランダでの展示会に向けて、作品の香りをシッピングしたばかりだそう。
Makiさんは千葉県出身で、美術の勉強のため南フランスへ留学。留学先のグラースという街は“香水の都”と称される土地なのでした。出会った香りのアートに、どんどん引き込まれていったといいます。
そして、フランスやオランダで、さまざまなインスタレーションを行ったり、約10年間活動をしていました。石垣島に来るようになったのは、自身のぜんそくの治療から。島に来て、みるみるうちに状態がよくなって治ってしまったのだそう。そして、好きになった石垣島に2013年に移り住みました。

かわいらしい実験室。そんな印象を受けるアトリエ。ずらっとたくさん並ぶボトルに心が弾みます。
天然のエッセンシャルオイルや、グラースより仕入れている本場の香料など、その数100種類ほど。すべての香りを試したくなってしまいます。
体験のスタートはまず、Makiさんがコーヒーを淹れてくれるところから。於茂登岳からひいている山水を薪で沸かして。

コーヒーをのみながら、好みの香りやつくりたいイメージを探していきます。「森の香り」や「土の香り」というイメージをあげる人が多いといいます。

自分だけの香りができあがったら、こんな瓶に入れて持ち返れます。
香りの聖地で経験を積んできたMakiさんですが、石垣島は「自然に生えているものの香りが豊かでおもしろい。それを発見するのがとても楽しい」と話します。そして、そのおもしろさを島を訪れた人たちにも味わってもらいたい。
島にきて出会い、好きになった香りをモチーフにした商品もあります。

「さがりばなの宴」と「マーニーの森」の2種類。サガリバナは、初夏に一夜だけ咲く芳しい香りの花。マーニーは日本では八重山地方にのみ生息し、4月頃にどこからともなく甘く漂ってくる、ヤシ科のクロツグという植物。「マーニーの森」はMakiさんが実から抽出したものです。
Makiさんが「ローズの香りをつくってみるね」と言って、選んだ4つの香料。まずはひとつひとつをかいでみます。なじみのある香りもあって、これがローズに?と思ったり。でも、それらを合わせると、ローズ! 驚きです。そんなマジックを目の前で見ると、もっともっとその奥深さを知りたくなってしまいます。
石垣島のかわいらしい古民家で、ディープな香りの世界にふれてみませんか。

香りのアトリエPEPE
住所/沖縄県石垣市真栄里1111-217
予約/olfactoryart@gmail.com (前日、当日の予約は電話で)
電話番号/090-7711-6005
料金/8000円(約2時間)
Maki Ueda HP/ http://www.ueda.nl/index.php?lang=ja
「さがりばなの宴」、「マーニーの森」販売店
ホテル エメラルドアイル、T&A、てしごとやなど(すべて石垣島)
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沖縄CLIP編集部
Information
沖縄県石垣市真栄里1111-217