水牛車に揺られていこう、亜熱帯植物園 由布島(ゆぶじま)
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post : 2016.02.27 18:00
西表(いりおもて)島の大原港から、車やバスで約20分。美原(みはら)集落のすぐ目の前に、由布(ゆぶ)島という小さな島があります。
由布島へ渡る方法は水牛車。

進むペースは水牛まかせ。400mほどの浅瀬を、おじぃやにぃにぃが弾いてくれる三線の音をききながら、10分ほどで渡りきります。

由布島は島全体が亜熱帯植物園になっていて、島内にはカラフルな花々が年中咲き乱れ、たくさんの水牛が暮らしています。

周囲2kmほどなので、レストランやショップ、茶屋、蝶々園など歩いてまわれます。昔の沖縄が感じられるようなのんびりした雰囲気で、時間の流れもゆったり。

暑い時にはたくさんの水牛が池で涼んでいます。子どもの水牛もいますよ。

こちらは、西表島とは逆側の浜にある由布島茶屋。島の季節の食材をつかったおいしいジェラートと、オリジナル焙煎のコーヒーがいただけます。

ここからは小浜(こはま)島がすぐ近くに見えます。

由布島には学校の校門跡があります。昭和44年までは100人を超える人が生活をしていて、小中学校もあったんです。台風により島が水没し、島民は3世帯を残して西表島や石垣島に移住しました。
その3世帯のうちの1軒が西表正治さんの家族。西表さんがこつこつと植物を植え出し、昭和56年に植物園として開園しました。今では、西表さんのお孫さんが引き継いで園を営んでいます。

由布島で充分のんびりしたら、帰りは西表島の雄大な山々を眺めながら。潮位が低いときは、じゃぶじゃぶと歩いて戻るのも楽しいですよ♪
亜熱帯植物楽園 由布島
沖縄県八重山郡竹富町古見689
電話番号/0980-85-5470
営業時間/9:00~17:00(西表発最終水牛車 16:15)
休/なし
入場料/1400円(水牛車代含む)
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沖縄CLIPフォトライター 笹本真純
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