ヤギの放牧風景がまるでアルプスの風景!うるま市にある「清ら海ファーム」

Reading Material

あそぶ

初回投稿日:2014.01.16
 最終更新日:2024.04.18

ヤギの放牧風景がまるでアルプスの風景!うるま市にある「清ら海ファーム」

沖縄県中部東側に位置するうるま市は、ビーチ以外にも見所があり、

季節外れの時期も観光客がよく訪れます。

その中でもパワースポットとして知られている浜比嘉島は観光客に人気があります。

 

与勝半島から海中道路を経て、右手に架かっている浜比嘉大橋を渡った左側に「比嘉」地区があります。

琉球開闢(リュウキュウカイビャク)という沖縄の神話に

出てくる神様アマミキヨ、シルミキヨが祀られているエリアでもあります。

シルミキヨが住んでいたとされる洞窟「シルミチュー」に向かう途中、

分かれ道を曲がり細い一本道の先に清ら海(ちゅらうみ)ファームがあります。


 

手前に馬が一頭優雅に佇んでる広場がうまぐゎ広場。

島に住む鎌田さんと相棒、「ラッキー」(沖縄で数少ない在来種よなぐに馬)が迎えてくれます。


 

ここでの乗馬体験は、ただ「馬に乗る」というのではなく、

コミュケーションを図るために、ブラッシングなどの世話から始まります。

丁寧に呼吸を整えながらブラッシングをして、

馬と乗り手の距離を少しずつ縮めてから、ようやく乗馬することができます。

天気のいい日は外遊に行くこともあり、シルミチューの近くの浜まで足をのばしたり、

ヤギと一緒に山を散策したりすることもあります。


 

鞍など必要とせず飛び乗る鎌田さんを、ごく自然に受け止め歩き出すラッキーとの波長は見事なバランス。

島の東に位置する浜比嘉島は初日の出で賑わいます。それに合わせて、馬に乗りに来る方も多いそうです。


 

馬ぐゎ広場の奥にある小屋にはたくさんのヤギがそれぞれに草を食べたり、

じゃれ合ったり、大自然の中で自由に過ごしています。

牧場を経営する外間(ほかま)夫妻が毎日40頭ものヤギを引き連れて山の上まで放牧に行きます。


 

ヤギたちは、時間が来るとどことなくそわそわし始め、

外間さんが「行くよ~」と声をかけると、一斉に「メェ~」と走り出す姿がなんと愛おしいこと。



 

なかなか都会では見られない風景に癒されます。山の中を自由に駆け上がり、

新鮮な草を貪るように食べたり、頭突きを始めたり、迷子になったりまるで保育園や幼稚園のような光景。



 

そして、引率している外間さんもどこか子供をあやしているかのように、

けんかをし始めたり、いたずらすると「こら!だめよ~」と先生やお母さんのように言葉をかけています。


 

県内でもヤギを見る光景は所々にありますが、

清ら海ファームのようなヤギの群れの放牧を見ることが出来る場所はとてもめずらしいです。

放牧の付き添いも、まさに獣道というところを歩いて行くところもあり、

少し汗ばむトレッキングコースのようです。

ヤギと一緒に浜比嘉島の大自然を満喫しながら、

日常からトリップする経験は忘れられない旅の記憶となるでしょう。

 

 

関連する記事

清ら海ファーム

住所 /
〒904-2316 沖縄県うるま市勝連比嘉422
Webサイト /
https://churaumifarm.ti-da.net/

monobox(河野哲昌・こずえ)

同じカテゴリーの記事