3冊目の著書「あたらしい移住のカタチ -自分で選ぶこれからの働き方と暮らし方-」を発売します!
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post : 2016.05.31 21:00

神奈川県から沖縄に移住してきて、もうすぐ4年が経とうとしています。これまで「あたらしい沖縄旅行」「あたらしい離島旅行」という2冊の本を出版したのですが、そのどちらも、おすすめのお店を紹介するという、いわゆるガイドブックでした。

3冊目の著書が明日、2016年6月1日に発売になります。今回のテーマは「移住」。タイトルは「あたらしい移住のカタチ -自分で選ぶこれからの働き方と暮らし方-」です。この本を作ることにしたきっかけは、沖縄に来て、僕自身、今のところ心地よく暮らすことができていて、ありがたいことに仕事も絶え間なくさせていただいているのですが、それは、「自分に合う」場所に来たから、物事が前に進みだしたのではないか、と感じたのです。だから同じように、人にはそれぞれに合う場所があって、その場所を見つけ、移動する(移住する)ということが、もっと身近になって良いと思うのです。そんなことを、自分の経験と、全国各地に移住した人たちの物語から、伝えることができたらいいな、と思ったからです。僕自身が移住した経験と、そこから感じた思いをまとめておきたかったから、というのもあります。




さて、日本中を旅していて感じたのは、地方には魅力的な街がたくさんあって、それぞれに自然や人との距離感、文化や歴史など個性もあるということ。実際に足を運んでみると、やっぱり机上のリサーチでは掴みきれない、その土地特有の空気感というものがあって面白いです。そして、そんな中でもやっぱり沖縄は個性的だなーと感じます。海や豊かな自然だけでなく、文化や歴史、風習など、ほかにないものをたくさん持っているからこそ、惹かれる人も多いのではないかと思いました。

沖縄の移住事情はどうでしょうか? ぼくの皮膚感覚でいうと沖縄に移住してくる若い世代は増えているように思います。だから移住しやすいか、というとそういうわけでもなくて、安定した仕事を手に入れたり、地元の人たちと心地よい人間関係を構築する難しさは当然あります。そういうものを考慮しても移住者が多いのは、それ以上の魅力があるから、ということですよね。たしかに僕自身も、自然や人との距離感の近さなど、沖縄にいることで心地よさを感じています。
ぼくはもっと移住という選択肢が身近になって、たくさんのひとが暮らすことを目的に日本中を行き来したらいいなとも思っています。もちろん生まれ育った場所で一所懸命にがんばるのも素晴らしいことですが、自分はどんな場所を心地よいと思うか、自分が持っている技術を活かせる場所はどこか、そんなことを多くの人が意識するようになったら、地域にとってはよい人材の確保に繋がったり、ひとにとっては活躍の場をえることができたりと、良い点も多いように思うのです。
今回の本では、北海道、山梨、岐阜、岡山、山口、福岡、沖縄へと移住した10組の方々を取材し、その物語を紡ぎました。「移住」に興味のある人にとっては、参考になる情報もあるのでは、と思いますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。よろしくお願いしまーす!
沖縄CLIP編集長 セソコマサユキ
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