自然の恵み、手もみグァバ茶。嘉手納町(かでなちょう)の「手もみグァバ茶本舗」
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post : 2014.01.20 12:00
嘉手納町(かでなちょう)、読谷村(よみたんそん)、恩納村(おんなそん)の
自家農園で約3,000本のグァバの木を育てる我那覇健(がなはたけし)さん。
グァバは、「うっちん」、「くみすくちん」とともに沖縄の三大薬草と言われていて、
その葉に含まれるグァバ茶ポリフェノールには、糖の吸収を穏やかにし
血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
しかし民間薬として作られていた従来のお茶は、あまり飲みやすいものではありませんでした。
我那覇さんが父親からグァバ農園を引き継いだ頃、生活習慣病が低年齢化している
現状を知り、誰でも飲みやすいグァバ茶作りを志したのだそうです。
健康茶である以上、農薬や化学肥料を一切使わない自然栽培の農園作りから始め、
飲みやすいお茶を抽出する為の試行錯誤の日々が始まりました。
まずは徹底した素材選びからです。
生命力に溢れた、美しい若葉。
古い茎からわずかに伸び始めた、
柔らかい若葉の生えた部分を茎ごと収穫していきます。
くせのない味を作るため、葉の品質に徹底的にこだわり、
不要な茎や堅くなり過ぎた葉を1枚づつ、手作業で選別していきます。
2回の洗浄を経て、蒸しの行程へ。
グァバの葉が蒸し上がると、爽やかで甘い匂いで工房が満たされます。
続いては、こだわりの手もみ。
蒸し上がったグァバの葉を、力強く、丹念に揉んでいきます。
葉の成分を抽出しやすいように繊維を徹底的にほぐし、あくを搾り出す
ことによって、まろやかな味に仕上げていきます。
こうして柔らかくほぐされたグァバの葉は、風味を壊さないように考え出された
熱を加えない3段階の乾燥方法によって「健康茶・グリーングァバ」は完成されます。
ポットに茶葉をいれ、お湯を注ぐときれいな濃い琥珀色のグァバ茶が。
口に含むと、なんとも爽やかで甘い香りに満たされます。
柔らかく、すっきりと飲みやすいグァバ茶を日々の食事や、リラックスされたい
ティータイムにいかがでしょうか?
沖縄の自然の恵みを、香りと味で楽しんでみてください。
手もみグァバ茶本舗
住所/嘉手納町水釜6-11-13
tel/fax/098-989-3493
HP/http://temomiguavatyahonpo.jimdo.com/
沖縄CLIP編集部
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