沖縄観光情報:沖縄移住のきっかけと現在(桑村ヒロシの島フォトコラム[第18回目])

沖縄移住のきっかけと現在(桑村ヒロシの島フォトコラム[第18回目])

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post : 2016.09.21 18:00

桑村ヒロシ
 
虹
 
沖縄移住歴もそろそろ14年目。もともと沖縄に移住するきっかけとなったのは、琉球の島々の伝統芸能や三線(さんしん)が導いてくれたようなもの。最近また原点を振り返るような出来事がはじまったり、ライフワークとなっている島旅の撮影の日々も佳境。久しぶりに近況をご報告します。
 
大石林山
 
最新のニュースといえば、フォトエッセイ集『前略 南ぬシマジマ』を発刊したばかりで、9月18日には出版記念イベントをガンガラーの谷「Cave Cafe」で開催しました。開催予定日は、台風16号が沖縄本島への最接近が危ぶまれていたのですが、その数日前に、撮影の仕事の打ち合わせの会話の中で、大石林山(だいせきりんざん)の鍋池に棲む白龍にお参りしたら良いといわれ、無事開催を祈念したところ、その願いが通じたのか無事開催することができました! 一番上の虹の写真がその答えなのか、白龍のモニュメントがある場所(写真右下部分に注目)で、虹が参拝した翌日に出現! イベント前々日という見事なタイミングでもあったので「白龍からの“OKサイン”だ」と感じとり、イベント開催を決行しました。
 
伊平屋島の伝統祭祀
 
また、お客様の中には、つい1ヶ月ほど前に、伊平屋島の伝統祭祀を撮影した際、今年初めて神人(かみんちゅ)としてデビューされた人がおられたのですが、まさかここで再会するとは! この巡り合わせに感動したり。また、御歳80歳になるかたがバスで2時間もかけてお越し頂いたり。かつての仕事仲間や、同士たちも駆けつけてくれたり。長年応援してくださっている皆様をはじめ、多数のご来場をいただきありがとうございました! 大変感謝であります!
 
イベント
 
ところで、このイベントで冒頭に上映した写真スライド映像でBGMに使用させて頂いたのが、奄美島唄の唄者・朝崎郁恵さんの曲。使用許可を頂くため、久しぶりに朝崎先生に電話をしました。実は、かつて同先生から奄美島唄を習っていた時期があり、島唄に限らずたくさんの事を学ばせて頂いていました。恩師との久しぶりの会話から、また新たな気づきを頂いたり、原点を見つめなおす良い機会となりました。
 
の宮沢和史さん他
 
島唄といえば、もうひとつ、新しい出来事がスタートします。大ヒット曲「島唄」の宮沢和史さん(元THE BOOM)が、沖縄民謡の音源を自費で録音・収集してきた貴重な音源集を、この度、CDボックスで17枚組(全245曲)として製作し、沖縄県内の学校や図書館、海外や県外の沖縄県人会に寄贈、保存・継承されていくことになりました。その活動を応援するファンディング「唄方プロジェクト」の呼び掛け人のひとりとして参加させて頂くことになりました。この音源はすべて宮沢さんの手で新しく録音していったもので、沖縄本島〜周辺離島、八重山諸島、宮古諸島の島々の民謡を収集、故・登川誠仁さんなど巨匠の唄三線など未公開音源が収録されています!
 
虹
 
この取り組みを知ったのは、新刊『前略 南ぬシマジマ』の共著で文章を担当した平田大一さんからお誘いを受けたことがきっかけで、意義深い主旨に賛同し、参加することになりました。忙しさのあまり、島唄の世界から少し遠ざかっていたような気がしていたのですが、これを機に微力ながらも応援していけたらと思います。また皆様からの応援もぜひお待ちしております!
(※この写真は、「第1回呼び掛け人会議」の直後に出た三重の虹。これもまたOKサインだと受け取って、地道に前進してゆきます。)
 
 
・詳細ページ:
https://www.facebook.com/utakataproject/
 
・関連記事:
前略 南ぬシマジマ 
島フォトコラム(第2回目) 
ガンガラーの谷「Cave Cafe」 
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
 
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