沖縄観光情報:洞窟で音楽祭!?古代人の魂と響宴coba×PUFFY『マブイオト』ライブレポート【PR】

洞窟で音楽祭!?古代人の魂と響宴 coba×PUFFY『マブイオト』ライブレポート【PR】

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post : 2017.01.18 18:00

 
ガンガラーの谷にある洞窟カフェ『ケイブカフェ』
 
ガンガラーの谷にある洞窟カフェ『ケイブカフェ』で行われている毎年恒例の魂の音楽祭『マブイオト』は、世界的な活躍で知られる日本人アコーディオニストのcobaさんがプロデュースし、洞窟での生演奏と、スペシャルゲストとの共演が話題を呼んでいます。
8年目となる今年の『マブイオト』には、スペシャルゲストに結成20周年を迎える人気女性ボーカルデュオのPUFFYが登場! 11月25日・26日・27日の3日間の公演で約1,200名ものお客さんが集いました。何が人々を惹きつけるのか。そしてなぜcobaさんが、なぜ沖縄で、なぜガンガラーの谷の洞くつで、なぜ『マブイオト』を行い続けるのか。cobaさんへの直撃インタビューを公開します!
 
日本人アコーディオニストのcobaさん
 
——cobaさんが『魂の音楽祭 マブイオト』を行うことになったきっかけを教えてください。
 
【coba】:きっかけは今から8年前、『朝だ!生です旅サラダ』というテレビ番組にゲスト出演した際、生放送ですこし時間が余ったので、司会者の神田正輝さんから「cobaさんがいまだかつて演奏したことがないような空間で、もし機会があればやってみたい場所ってありますか?」という質問を受けて、何気なく口にしたのが「鍾乳洞」という言葉でした。すると、すぐに1通のメールが来て、「沖縄でぜひ貴方に演奏してもらいたい場所(鍾乳洞)があるので、一度見においでいただけないでしょうか」という内容でした。送り主は、沖縄本島南部にあるガンガラーの谷からで、それから数ヶ月後、沖縄を舞台にした映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』という映画の音楽を担当することになって、沖縄本島での撮影に立ち合う機会ができたのです。そのときの撮影がちょうど南部方面だったので、ガンガラーの谷にも立ち寄ってみたのがすべてのはじまりです。
 
ガンガラーの谷
 
——そのとき、ガンガラーの谷では何を感じられましたか。
 
【coba】:ガンガラーの谷を見た瞬間に、鍾乳石やガジュマルの巨木など自然についてはもちろんのこと、古代遺跡の発掘調査現場でもあることなど様々なところに感動したんですけど、やはり一番感動したのは、石積みのお墓ですね。谷には古いお墓がたくさんあって、そこはいまだに縁者の方々が集って、ある時期になるとお墓の前で祈りをこめて宴を手向けているんだというお話でした。実際に、観光コースとは別に、専用の入り口があるんです。ここのオーナーさんも「所有しているのではなくて、我々は預かっているんです。古くからここを育んでくださって、ここを信仰の対象の地として共に暮らしてきた方々の場所です」と伺い、あぁ、これは本物だなと。なんと志の高い方々だろうと思って感動したんです。
 
日本人アコーディオニストのcobaさん
 
——そして『マブイオト』がはじまった。
 
【coba】:「この場所で何かできませんか?」とおっしゃっていただいたので、ここ(ガンガラーの谷)に眠る多くの魂たちと、同時に我々生ける者たちの魂と、共に集って喜び合えるような催しか何かできないかなと思い立ったのが、そもそものマブイオトのきっかけなんですよ。
 
『ケイブカフェ』
 
——第1回が開催されたのが今から8年前。初回はcobaさんのソロステージでしたが、第2回目からは毎年新しいゲストが参加されるので、「こんどはどんなゲストが来るのかな?」と期待するのもマブイオトの楽しみのひとつになっています。
 
【coba】:第2回のゲストにはタップダンサーの熊谷和徳。第3回からは2日間開催でギタリストの押尾コータローとフラメンコギターの沖 仁。第4回は奄美の歌姫・元ちとせ。第5回はボサノバ歌手の小野リサとヴァイオリンのNAOTO。第6回は藤井フミヤ。第7回では「谷に渋谷がやってくる」と題して、元ピチカート・ファイヴの野宮真貴と、渋谷系ネオアコのプリンス・カジヒデキ。そして、今年第8回目では結成20周年のPUFFYが出演。こうやって8年も続くとは感慨深いものがあります。
 
 
cobaさん、PUFFYさん
 
——マブイオト公演の前日には、PUFFYさんの紅白初出場というビッグニュースも飛び込んできましたね!
 
【coba】:ちょうど1日前というタイミング、すごい巡り合わせですよね。毎回、マブイオトの回を重ねるにしたがって、このガンガラーの谷には意識があるような気がしてしょうがなくて。最初のうちは、半ば冗談で言っていたんですが、最近はどうも冗談ではないのではないかと思うようになってきたんです。というのも、毎年新しくゲスト候補のかたにオファーさせて頂くんですが、スケジュールなどの都合でお断りされるかたもいらっしゃるのですが、「もしかしたらこのかたは、“谷”に呼ばれていないのではないだろうか?」と思うほどになってきました。つまり、マブイオトにゲスト出演されるかたは、谷に招かれた人ではないかと。沖縄というところは“そういう場所”なんだろうなと感じています。
 
若者バンド
 
——そうやって、“谷”に招かれたゲストと、“谷”に集ったお客さんたち、そしてその“谷”に眠る魂とで、年に一度、宴を繰り広げている。それがもう8年も続いているということで、このままどういうふうになっていくのかこれからも目を離せないですが、今後の展望をお聞かせください。
 
【coba】:もちろん、いろいろ夢は持っていますが、何物にも意思があるということで、このままどういうふうになっていくのかは“神にお任せ”というと何か変ですが、1年目からずっと願っていたことが、ようやく8年目で成就しました。それは、沖縄の地元で活躍する、ここからいつ飛び出してきてもおかしくない若者バンドたちと一緒にぜひやりたいなと思っていたんです。以前、石垣島行きの飛行機の機内放送で聴いた音楽番組で、沖縄の若者の音楽特集がやっていて、それを聴いて凄いなと。それまでは、僕の頭の中で沖縄のゲストといえば、現在活躍中のベテランアーティストという意識があったのですが、考えてみればもう彼らは大御所で。もっともっと若い世代の、僕らが想像もしないようなバンドとか、沖縄はとにかく音楽どころですからね。今回3日間の公演だったのですが、初日は、空観日和。2日目が、caino。最終日が、SHOCKING桃色、の3組が出演しました。そのうちのSHOCKING桃色については、偶然なのですが、ドラマーがガンガラーの谷のツアーガイドさんだったんです!
 
cobaさん
 
——そのように“奇跡の連続”が巻き起こっているマブイオトですが、ぜひ来年の次回開催に向けて一言お願いします。
 
【coba】:今回は僕らの演奏前に、沖縄の若手バンドが演奏したのですが、一緒に共演まではできなかったので、いつかは音楽家どうしのコラボレーションができたらと思っています。それから、第8回が終わったばかりですが、もう来年の第9回に向けて「ぜひこの人に来てほしいな」というゲストのかたがいます。まだ正式なお返事を頂いていないので成就するかはわかりませんが、今度もきっと“谷”の導きで呼ばれていれば来るだろうし。そういうエピソードもご本人にもお話させて頂いています。ということで、いずれにしてもそのときに一番良い人が呼ばれて、みなさんに楽しんでもらえると思いますので、ぜひまだのかたは、ぜひ一度、マブイオトを体験してもらえたらと思います。
 
cobaさん、PUFFYさん
 
※ケイブカフェの夜間貸切利用については直接下記へお問合せ下さい。
 
■お問い合わせ先
ガンガラーの谷
住所/沖縄県南城市玉城字前川202
お問い合わせ電話/098-948-4192 (9:00~18:00)
定休日/年中無休
駐車場/あり
WEB/https://www.gangala.com
 
平成28年度 戦略的課題解決型観光商品等支援事業
 
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前略 南ぬシマジマ(桑村ヒロシの島フォトコラム[第17回目]) 
 
沖縄CLIP編集部
 
 
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沖縄県南城市玉城字前川202番地