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post : 2017.03.25 18:00

沖縄県浦添市港川(うらそえしみなとがわ)にある「PORTRIVERMARKET(ポートリバーマーケット)」は、東京から移住した麦島哲弥、美樹(むぎしまてつや、みき)夫妻が営む小さな外国人住宅のお店。沖縄の暮らしの中で心地よく楽しめる、彼らの目線で選んだ「モノ」を集めています。地域に優しいライフスタイルを、スタイリッシュに提案する店として国内外から訪れる観光客や地元客に人気のお店です。

お店に入ると、暮らしを彩る「やちむん」「琉球ガラス」など、沖縄の工芸品をはじめ、調味料やお菓子などの加工品、ピアスなどのアクセサリーが所狭しと並んでいます。買い物だけでなく、地元で焙煎されたオリジナルコーヒーや季節の果物をふんだんに使った南国感溢れるスムージーも味わうこともできます。バラエティに富んだ品揃えはまさに「小さな百貨店」。

伝統的なやちむんから、窯元とコラボしたPORTRIVERMARKETオリジナルのやちむんがずらり

工芸品の向こう側には環境に優しいスキンケア商品や洗剤を取り揃えています

店舗の中央には選りすぐりのま~さむん(美味しいもの)が並ぶ

季節のスムージーや酵素スカッシュで涼を楽しみながら店内を巡ることも
目利きの品々のなかに、他のお店では見られないユニークなものも。ターバン、沖縄のハーブや塩を詰め込んだ枕、コーヒードリッパーなど…。そんな、気になるモノたちのラベルには「あるむんじゅくい」という謎の言葉。雑貨だけでなく、マスタードや豆板醤などの調味料にまで展開しています。

天然素材のヘンプを使用したコーヒードリッパー、浴用タオル、枕
ちょうど、PORTRIVERMARKETに商品を届けにきた「あるむんじゅくい」の作家・有谷元子(ありやもとこ)さん。タイミングを見計らってユニークなものづくりブランドについて、お話しを伺ってきました。

有谷さんは麦島夫婦と同じ頃に沖縄へ移住。仕事で関わった地域イベント「南城市ハーブフェスティバル」がきっかけで自然栽培に興味を抱きます。そこから、沖縄の植物を使った手づくりの籠など古くから伝わる「ものづくり」を沖縄のおばぁたちから学んでいくことに。それまで買わなければ手に入らないと思っていたモノたちが自分にも作れることがわかり、有谷さんのなかで「今あるもの」でものづくりをするコンセプトが立ち上がります。創意工夫の意味を持つ、沖縄の言葉「ちゅくいむじゅくい」をもとに「あるむんじゅくい」という言葉を有谷さんが創作。民芸品や豆板醤、ピクルスなどの食品のほか、ファッションアイテムまで制作の幅を広げています。

県産空豆や島唐辛子など島の恵みをふんだんに使って発酵させた豆板醤や島野菜の自家製ピクルス。季節ごとに旬の調味料が楽しめます。

お洒落に髪をまとめたい時に役立つターバン
SNSサイトであるむんじゅくいの存在を知り、興味を抱いた麦島夫妻が有谷さんにアプローチ。もともと知り合いだったこともあり、自然な流れで商品を取扱うことになりました。仕入れだけにとどまらず、今では一緒に商品を創り上げる関係に。
お洒落に余念のない麦島さんと有谷さんは、色とりどりのターバンやワンピース、鞄などのファッションアイテムを商品化しています。

「有谷さんは本当にアイディアの宝庫!」と絶賛する美樹さん。納品が終われば自然とお互いのアイディア出しがスタート。自分の使いたい生地を見せて、新商品の相談を持ちかけます。
販売中の商品も「ここをこうやって縫ったらいいんじゃないかしら」「それとも素材を変えるのがいいのかなぁ」など、お客様がもっと快適に使えるようにと知恵を出し合います。

あるむんじゅくいのお客さまからの反応を伺ってみると、「観光客、地元客問わず人気です。沖縄の素材で豆板醤やマスタードが出来ることに驚いて購入された地元のお客さまもいました。定番商品のターバンは素材の種類が豊富なので、複数購入されるリピーターもいますよ。」と語る麦島夫妻。
ディスプレイにあったブラを指差して「以前から市販の下着が肌に合わなくて、自分の肌にあうブラがあればいいな〜、って考えてて。そしたらターバンの余った生地をいつか何かに使えるように縫い合わせて一枚の布にしておいたことを思い出して、作ってみることに。納得のいく形になるまで試行錯誤したけれど、シンプルな構造にして「使い易さ」に焦点をあてたのがポイント。余った生地の組み合わせで見え方も変わるから、お洒落も楽しめちゃう。あるものですぐ作って試してみるのがあるむんじゅくいの基本」と説明する有谷さん。

身の回りにあるものに命を吹き込むものづくりをしてきた有谷さんが、PORTRIVERMARKETで自分の商品を販売することで気づいた点を伺ってみました。
「私が暮らしている八重瀬町(やえせちょう)とは違って、浦添はとても洗練された都会のイメージ。訪れる人は国内外の観光客が多くて、普段自分が接する人とは異なるタイプの人たちばかり。どう受けとめられるか未知数だったけど、想像以上の反応を実感している。お客さんのレスポンスなど麦島夫妻から聞きながら対話を重ねるうちに、こだわりを少し引き算して客観的に捉えるようになったの。大切な部分はそのままだけど、素材選びやデザインの精度を試行錯誤したり、買いやすい価格帯に向き合うことが出来たり。商品の魅力を高めることにシフト出来たかな。こだわり続けると、たくさんの人には伝わらないからねぇ。これは麦島夫妻と出会ったから芽生えた発想かも!」

今では作り手が少なくなっている沖縄で古くから伝わるバーキ(籠)
作り手と売り手が対話することで、改めて自分のものづくりに向き合うことができる。そんな気づきを得た有谷さんの表情は気持ちのいい笑顔を見せてくれます。
「おばぁたちから習った手仕事は、手間暇がかかるからどうしても高価になってしまう。買い手も少なくなってみんな作ることをやめてしまうのよ。せっかくの沖縄の文化が途絶えてしまうのは勿体無い。月桃(げっとう)やアダンを使った民具はずっと受け継がれてほしい。作るだけでなく、これからは作り方を教える講座にも力を入れたい。みんなで『あるむんじゅくい』が出来るようにしたいかな」。
そんな有谷さんのチャレンジ精神を笑顔で応援する麦島夫婦。二人の懐の深さが人を呼び、店にはいつもにこやかに会話を楽しむ誰かがいます。「あるむんじゅくい」に限らず、ここに並ぶ品々には沢山の作り手と麦島夫妻の対話が含まれています。彼らが提案する「ものづくり」を是非手にとって触れてみてください。きっと「本来の自分」の琴線に触れる逸品に出会えるはず。
彼らの温かいおもてなしの心地よさに触れ、ありのままの自分に帰れる場所になるでしょう。
PORTRIVER MARKET
住所/沖縄県浦添市港川2-15-8#30
定休日/日、祝日
営業時間/11:00~18:00(月、水、金)12:30~18:00(火、木、土)
電話/098-911-8931
あるむんじゅくい
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ)
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*この記事は、沖縄県のスポンサード記事です*
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沖縄県浦添市港川2-15-8#30