糸満の珈琲が旨いカフェ『cafe MONDOOR(モンドア)』
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post : 2022.01.12 12:00
糸満で本格的なコーヒーが飲める
本島南部・糸満市(いとまんし)におすすめしたいカフェがあります。名前は『cafe MONDOOR(モンドア)』。本格的なコーヒーが飲めるカフェです。
糸満といえば、昔から漁業が盛んな海人(うみんちゅ/漁師)の街で、旧暦行事など、伝統や風習を大切にしています。そんな糸満が気に入って、旧糸満公設市場近くでカフェ・モンドアを開店させた店主の生駒匠さんと奥様の由布子さん。
世界中を旅してきたオーナーが気にいった街
これまで世界中を旅してきたというおふたりは、「もともと5年前から糸満で開業するつもりでしたが、まず固定概念を取っ払いたくて、オーストラリアに2年間住んだあと世界32カ国をまわりました。
いろんなものを見て吸収し、様々な場所でコーヒーを飲んで学ぶことで、もっと面白いものができるんじゃないか。その経験を活かせたらと思い、旅をして糸満に戻ってきました。
糸満もそうですが、世界中を旅してみると、やはりオールドタウンが面白かったですね」と語るご主人さん。糸満にカフェ出店を決めた理由を、静かに熱く語ってくれました。
カフェおすすめメニュー「モンドア ブレンド」
経験を活かした、こだわりメニューのひとつが『モンドア ブレンド』(HOT/ICE500円)です。
「これまでのブレンドコーヒーといえば、“価格が安い一番よく出そうなコーヒー”というイメージですが、そんな既成概念を覆したくて、うちはスペシャリティーコーヒーと呼ばれる品質の高い豆だけを使用したブレンドコーヒーをご提供しています」。
コーヒーのすべての起源となるエチオピア産の豆2種類と、コスタリカのスペシャリティーコーヒーの豆をブレンドした『モンドア ブレンド』。味わいは、コーヒー独特の甘みが広がり、持続する華やかな香りが特徴的です。
不思議なかたちをしたコーヒーカップは、同じく糸満公設市場近くに工房を構える気鋭の陶芸作家・今村能章作で、取っ手はドアノブ型です。この取っ手を持ってコーヒーを口に運ぶと、糸満にいながらどこか遠くへと旅に誘ってくれるかのような香りと味わいを嗜めました。
リピーターも続出の「エスプレッソ トニカ」
またこのスペシャリティーコーヒーのブレンド豆は、エスプレッソにも使用しています。エスプレッソをアイスシェーカーで冷やし、トニックウォーターで割った『エスプレッソトニカ』(650円)も人気。こちらもリピーター続出中です。
「エスプレッソだと一口目にうっとする人もいるかと思うのですが、冷やしたものをすっきり飲めて、沖縄の気候にも合ったメニューになっています」。
シュワッとライムの香りが広がり、ほんのり甘く飲みやすいのが特徴です。また、いっしょに付いてくるストローで飲んだときと、ストローなしで直接ゴクゴク飲むときとは、味わいが変わるので、ぜひ一度試してみてください。
落ち着いた雰囲気が残るオールドタウンの糸満の港町で、世界を旅するコーヒーが飲めるカフェにて、ちょっとひとやすみしてみるのはいかがでしょう。
『cafe MONDOOR(モンドア)
住所: 沖縄県糸満市糸満967-11-2F
営業時間:12:00〜18:00
電話:080-3187-2319
HP:https://www.mondoor.net/
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ
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初回投稿日:2017年12月27日 最終更新日:2022年1月12日
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