沖縄観光情報:サンドイッチとシフォンが看板メニュー。静かでのんびりの村にぴったり馴染み、すーっと溶けこむRUSTICBAKESHOP〈宜野座村〉

サンドイッチとシフォンが看板メニュー。静かでのんびりの村にぴったり馴染み、すーっと溶けこむRUSTIC BAKE SHOP〈宜野座村〉

post : 2018.02.16 09:00

シフォンケーキ

rusticとは英語で「田舎風の」、 「素朴な」、「質素な」をあらわす形容詞。その名の通り、気取らず、シンプルに、そしておいしく地域の食材を楽しめるのが、宜野座村(ぎのざそん)にある『RUSTIC BAKE SHOP』です。テイクアウトがメインのこのお店の看板メニューは、サンドイッチとシフォンケーキ。共通しているのは素材の個性がしっかり伝わってくる控えめな味つけ。


BLTEサンドイッチ

こちらは一番人気のBLTEサンドイッチ。ご覧の通りのボリューム感と、素材バリエーションの豊富さが、とびっきり贅沢な一品です。カリッと焼き上げたベーコンに、シャキっと新鮮なレタス、味わい深いトマトに、薄からず厚からずのいい具合の卵焼き。自家製のフォカッチャを合わせるとなんと11層。レタスとトマトに加え、キャロットラペにパプリカにキュウリに紫キャベツが加わってべジー感たっぷり。


シフォンケーキ

お次はやっぱりシフォンケーキ。卵、小麦粉、油、砂糖とシンプルな材料で作るケーキだけに、作り手の個性が楽しめますよね。ラスティックのシフォンはフワフワ、しっとり、もっちりの三拍子が揃っていて、甘さは控えめ。だから、食後のデザートにぴったり。


シフォンケーキ

シフォンケーキ

卵は沖縄では名の知れた宮城農園の平飼い有精卵。小麦は風味豊かな北海道のきたほなみ。豆乳は九州産。砂糖は沖縄産のきび糖と黒糖にてんさい糖をブレンドして甘味を調整しているのだそう。使用するフルーツも可能な限り沖縄産を、難しければ国産、それもだめなら外国産。食べて美味しく身体に優しい材料を心がけているのが素直に嬉しい。写真のように好きなシフォンに自家製ジャムやチョコバナナをサンドしてカスタマイズすることも可能です。


サンドイッチ

 メニューはこれだけではありませんよ。食事系だと、「本日のサンドイッチ」はいつも2種類。季節によって日替りだったり週替りだったりするそうですが、この日はSalted lemon Chicken hamが用意されていました。こちらもBLTEサンドイッチ同様ボリューミー。塩レモンが効いたヘルシーな味わいでした。そして、上の写真のパニーニも定番的なハムチーズやサバメルトとクリームチーズなど2種類用意されています。


シフォンサンド

クッキー

 スイーツは、日替りのシフォンサンドのほか、香り豊かなコーヒー風味のアーモンド生地にナッツとチョコレートをぜいたくに散りばめたカフェモカナッツタルト、オートミールクッキー、チョコナッツボール、カカオショートブレッドなど、卵・バター・白砂糖不使用のヴィーガン対応でバラエティも豊富です。BLTE(500円)と同じように、良心的な価格設定なので、あれこれ詰め合わせてちょっとした手土産にもおすすめ!


カップケーキ

 さて、小さいけれど素敵なこのお店を切り盛りしているのは、隣り街の名護市(なごし)で生まれ育った西口葵(にしぐち・あおい)さん、金城祭(きんじょう・まつり)さん姉妹。お姉さんの葵さんがスイーツ系を、祭さんが食事系を担当しています。葵さんのこだわりは、「見た目は派手じゃないけれど、食べ終わった時にまた食べたいと思ってもらえることと、毎日でも食べたくなるお菓子づくり」。「甘さ、コク、食感にもこだわってます。といっても自分で食べて美味しいかどうかが判断基準ですけど(笑)。シフォンケーキは一人で半ホール食べても胃がもたれませんよ」とまぶしい笑顔で話してくれました。


サンドイッチ

祭さんが心がけているのは、「具材を惜しまずたっぷり使うこと」。「それから、もう一人の姉がベジタリアンなので肉を使わずに美味しく食べてもらえるようにあれこれ考えてます。男性のお客さんも多いのでガッツリ食べてもらえるミート系もしっかり押さえてますよ」とこちらも笑顔で答えてくれました。使っている食材の一部はお父さんが無農薬で育てた自家菜園の野菜たち。なるべく近くで手に入るものを心がけているそうです。


RUSTIC BAKE SHOP(ラスティックベイクショップ)

 「自分も、家族も、お客さんも、安心して食べられるもの提供したいと思ってました」と葵さん。以前の仕事でも地産地消は耳慣れたフレーズだったのだそう。祭さんは保育園で調理士をやってたので、健康や食の安全は当たり前のこととして捉えているんでしょうね。お客さんの半分くらいが近所の人だというのもうなずけます。

中学生が弟や妹の手を引いてきて買い物に来てくれたり、おじいちゃんやおばあちゃんのリピーターがお気に入りのアップルケーキを買いに来てくれたり、静かでのんびりした村にぴったり馴染み、すーっと溶けこむラスティックベイクショップ。やんばるにお出かけの際は是非お立ち寄りください。ちなみに、許田ICが混んでいる時期には、宜野座ICで降りて東海岸から北上すると渋滞に巻き込まれずに済むことが多いですよ。


RUSTIC BAKE SHOP(ラスティックベイクショップ)
住所/沖縄県宜野座村松田35
電話/080-9850-6811
営業時間/12:00~17:00
定休日/月曜日~金曜日
https://www.instagram.com/rusticbakeshop/

沖縄CLIPフォトライター 福田展也

《沖縄本島でおすすめの焼菓子のお店、サンドイッチのお店》
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Information

沖縄県宜野座村松田35