沖縄観光情報:南ぬ島石垣空港の隠れ家食堂「空港食堂ゆうなパーラー」

南ぬ島石垣空港の隠れ家食堂「空港食堂ゆうなパーラー」

post : 2014.02.21 12:00

空港食堂ゆうなパーラーは、南ぬ島石垣空港にある

隠れ家カフェみたいな食堂。

知らないと気づかずに通り過ぎる、どころか、

空港の職員でもない限りまず足を踏み入れないような場所で、

毎日元気に営業中です。


 

店長の具志堅陽子(ぐしけんようこ)さんは、

旧空港で長年旅人のおなかを満たしてきた「ゆうな食堂」のお母さんの末娘です。

ついつい「え?」と聞き返してしまうお名前の由来を尋ねると、

「親がボクシングファンで…」と照れくさそうに笑う笑顔がとってもキュート。

2013年3月、新しい空港の完成と同時に、

旧空港とともに30年以上続いた歴史を終えたゆうな食堂の味を守りながら、

スタイリッシュな新装「ゆうなパーラー」を切り盛りしています。


 

メニューには、定番の沖縄そばとちゃんぷるーなどの定食がひととおりそろい、

堂々の食堂っぷりです。陽子さんのイチオシメニューは、

沖縄のお祝い料理「いなむるち」に使う味噌を使った沖縄風豚汁。

甘めの白味噌が優しく香る家庭料理は、旅のつかれにじわっと効きます。

ごはんに石垣土産の名品「島豚ごろごろ」がついているのもうれしいですね。


デザートの手づくり紅芋プリンは、

ほどよい甘さと濃厚さでアイスコーヒーとの相性抜群! 


 

食堂になくてはならない調味料コーナーは、

「島の自然のパワーを届けたい」と、地元のものでそろえてあります。


 

ゆうなパーラーでは、ゆうな食堂時代からの地元の常連客がのんびりお茶をしていたり、

空港職員の方が作業服でやってきてメニューにないオーダーをする姿もあり、

島のほのぼのとした日常を垣間みることができます。

お土産物屋さんやフードコートがキラキラときらめいて

観光客をもてなす空港ターミナルのバックヤードに、ひっそりと在る、

旅人の旅情と島の日常が絶妙にまざりあう場所。


 

「ゆうなの花言葉は”よい旅の思い出”なんですよ」と陽子さん。

旅を終えて日常に帰る前の最後の思い出に、

舞台裏にしのびこんだような不思議なワクワク感を

味わってみてはいかがでしょうか。さあ、人波をすり抜けて、奥のほうへ。

 

 

ゆうなパーラー

営業時間/8:00〜20:00

定休日/なし

場所/沖縄県石垣市白保1960-104-1

   石垣空港国内線旅客ターミナル1F

電話/098-087-0462

 Facebookページ

 

沖縄CLIP フォトライター 浅倉彩

 

まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。

Information

石垣市白保1960-104-1