『エイサー会館』(沖縄市)で沖縄が誇る伝統芸能をとことん味わい尽くす!

Reading Material

あそぶ

初回投稿日:2018.05.29
 最終更新日:2024.03.27

『エイサー会館』(沖縄市)で沖縄が誇る伝統芸能をとことん味わい尽くす!

古来より旧盆に行われて来た先祖供養の伝統行事「エイサー」。今や沖縄を代表する文化・芸能として定着しているのは、御存知の通りでしょう。

エイサーの冊子


ところで、沖縄本島中部に位置する沖縄市は、2007年「エイサーのまち」宣言や、『沖縄全島エイサーまつり』の毎年開催等、エイサー文化を強力に牽引する市町村として知られています。そのど真ん中、『コザ・ミュージックタウン』内に、総合発信拠点となる『エイサー会館』が、去る2018年3月25日にオープンしました。各種コンテンツで歴史や文化を学びながら楽しめる体験型施設で、エイサーの古今東西を様々な角度から堪能できます。

エイサー会館


何と言っても、1Fの無料ゾーンと2Fの有料ゾーンで構成される館内の延床面積約1,000㎡と言う、その圧倒的スケール感に驚かされます!

1Fのエントランスでは、同市のキャラクター「エイ坊」の郵便ポストがお出迎え。また、正面には、エイサーの歴史や文化を紹介した映像が、大画面で映し出されています。

キャラクター「エイ坊」の郵便ポスト


「ウエルカムコーナー」と位置づけられた無料ゾーンは、情報展示を兼ねたラウンジエリア。エイサークイズや、世界初?のエイサー会館オリジナルプリントシール機も設置。また、関連グッズや雑貨、三線やパーランクー等を販売するショップに加えて、イベントスペースも設けられています。

ラウンジエリア

関連グッズ


続いて、2F「展示・体験 コーナー」の有料ゾーンは、開放感たっぷりの大空間! 階段を登ってまず目に入るのは、広々とした中央通路。左手には、エイサーが旧盆に町中を練り歩く「道ジュネー」のイメージで、その奥にある大型スクリーンに映し出された画像や映像と共に、古き良きスージグヮー(小道)が表現されています。

展示・体験 コーナー


その反対側、右手奥『沖縄全島エイサーまつり』コーナーも見応えあり。過去、第一回(1956年)からの全記録が、パネルや映像で集積されています。

展示・体験 コーナー


その他、仕切られた4つのスペースに、様々なコンテンツが、これでもか!という程、溢れています。

展示・体験 コーナー


例えば、その歴史や同市との関わり、県内は元より全国各地のエイサー関連団体紹介と言った、様々な情報がパネルで分かりやすく学べます。その他、各種展示物や造作物、パーランクーや三線と言った楽器、写真撮影用に羽織れる衣装等、ハードものは実際に触れられるものも多く、触感でエイサーを感じられます。

展示・体験 コーナー

展示・体験 コーナー


また、同市出身の音楽家・照屋 林賢(てるや りんけん)氏が手がけたオリジナルイメージPVや、プロジェクションマッピング、VRデバイス等、数多のモニターによる映像&音響も豊富。アイデア満載に駆使されたソフトも合わせて、多彩にして重厚な体験が可能で、チムドンドン間違い無し!

数多のモニターによる映像&音響

VRデバイス


更に、施設の方針として、展示と共に、県内外からのエイサーに関する情報や資料、アイテム等の提供をも呼びかけことで、保存及び、継承にも取り組み、更なる充実を図っています。今後さらに奥行きのある施設に進化することは間違いありません。まさに世界にエイサーを発信する、司令塔!


エイサーのあゆみ
 
ポスター


知って学んで、見て聞いて。触って動いて体験して、おまけに買ってまでも楽しめる…。従来とは一味違う、知的&文化的なエンタメ空間で、沖縄が誇る伝統芸能エイサーを、とことん味わい尽くして下さい!

太鼓


エイサー会館


・心うきうき♪ コザの老舗ベーカリー「ザズー」でお気に入りを見つけよう
・築50年… 古民家風宿の先駆け「ごーやー荘」
・正真正銘の“元祖”沖縄タコス! コザ名物「チャーリー多幸寿」

 

エイサー会館

住所 /
沖縄県沖縄市上地1-1-1
電話 /
098-989-5066
営業時間 /
午前10:00-午後9:00(最終入場/午後8:30)
定休日 /
水曜日(休日の場合はその翌平日)12月31日-1月1日
料金 /
一般 300円・小学生~高校生 100円・小学生未満 無料 *20名以上〜団体割引あり
料金 /
あり(有料)*コザ・ミュージックタウン駐車場利用の場合は料金割引あり
備考 /
料金は2018年5月時点です。
Webサイト /
https://eisa-museum.jp/
facebook /
https://www.facebook.com/eisakaikan/

沖縄CLIP編集部

同じカテゴリーの記事