旅の知的好奇心を満たすなら新しい『沖縄県立図書館』へ【PR】
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post : 2019.03.17 12:00
那覇空港からもすぐ、モノレール旭橋駅にも直結、1階が那覇バスターミナルという絶好のアクセスに恵まれたカフーナ旭橋A街区。再開発によって生まれ変わったこのエリアは、沖縄を訪れる観光客にとっても那覇の玄関口とも言える場所。
2018年末にオープンしたこの複合ビルの3階から6階部分にあるのが、『沖縄県立図書館』です。商業施設や観光支援施設などが入居し一日中活気を見せる建物に、〝沖縄の知の宝庫〟図書館が佇んでいます。
エントランスを入ると、開放感あふれる吹き抜けの空間が目に飛び込んできます。壁面のデザインには、沖縄の白いサンゴや花ブロックがモチーフに使われています。
階を貫く壁面には、大海原をかける大交易時代の進貢船(しんこうせん)の複製画が飾られています。図書館といえば本ですが、ここ沖縄県立図書館では琉球王国時代から近世にいたるまで書画をはじめとする貴重資料も所蔵しており、『琉球国之図』といった国指定重要文化財もあります。普段は一般公開はされていませんが、〝貴重資料デジタル書庫〟のサイトで世界中からアクセスすることができます。
館内には87万冊以上の蔵書があり、各フロア、年代や利用目的に合わせたフロア構成になっています。観光客の方への本の貸し出しは行っていませんが、館内での閲覧は自由なので、旅先でふと調べ物がしたくなったり、沖縄についてもっと深く知りたいことが出てきたら、ぜひお立ち寄りくださいね。
3階の子どもの読書推進エリアには、赤ちゃん絵本や紙芝居がそろった読み聞かせのできるスペース〝おはなしの森〟もあります。小さなお子様連れで旅をしているお母さんには、意外と旅先での図書館のこんなスペースがありがたかったりするかもしれませんね。
館内は、建物全体の大きな窓から自然光がたっぷり入ってきます。各フロアに設けられたテーブルやイスは、500席以上あり、読書や調べ物がゆっくりくつろぎながらできます。
手明かりに配置された照明のランプシェードには、琉球絣や花織といった沖縄の染め織りの文様が使われていてとてもモダンで雰囲気のある沖縄らしい演出です。
那覇の街並みが窓の外に広がるテーブル席や、まるでカフェのソファのようなシートもあり、ここで時間を過ごすのが楽しくなりそうです。
5階はフロア全体が琉球・沖縄に特化した郷土資料エリアになっていて、その資料の数は県内最大規模を誇ります。
沖縄本島だけでなく、離島で発行される各地の新聞も見ることができますよ。
まるでホテルのライブラリーのようなシックな雰囲気の郷土資料エリア。
沖縄県立図書館では、沖縄出身で日本を代表する詩人のひとり、山之口貘(やまのぐち・ばく)の自筆原稿も収蔵しており、郷土資料エリアでは、その複製原稿を見ることができます。作家の筆跡で作品を読むというのはなんとも贅沢な読書といえますね。
戦前戦後を通して海外への移民を多く送り出した沖縄ですが、世界各地で活躍した(する)移民の歴史や資料コーナーも充実していて、見応え、読み応えがあります。
ガイドブックやインターネットの情報のもう少し奥にある、知の宝庫〝図書館〟へ。買い物やグルメも楽しめる那覇の新しいランドマークに佇む図書館は、実はオキナワの素顔を知るもうひとつの〝観光知〟かもしれませんね。
沖縄県立図書館
住所/那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区
電話/098-894-5858
開館時間/9:00〜20:00
休館日/火曜日・年末年始・特別整理期間(年20日程度)
HP/https://www.library.pref.okinawa.jp
アクセス/図書館のあるビルの1階が那覇バスターミナルとなっています。
沖縄CLIPフォトライター 鶴田尚子
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