沖縄観光情報:今こそ手に入れておきたい美しさ、沖縄生まれの琉球漆器(那覇市)【PR】

今こそ手に入れておきたい美しさ、沖縄生まれの琉球漆器(那覇市)【PR】

post : 2021.03.19 12:00




(食籠牡丹唐草)
 

琉球王朝から受け継がれる那覇市伝統工芸「琉球漆器」


 
450年間続いた「琉球王国」の歴史を持つ沖縄は、優れた工芸品の発祥地としても知られています。首里城のある那覇市では「壺屋焼(つぼややき)」と呼ばれるやちむん(焼き物)や艶やかな色彩を放つ型染め「琉球びんがた」、王朝の近くで格調高い織り物を作り続けた「首里織(しゅりおり)」など、皇族から庶民までの暮らしに密着した工芸づくりが盛んでした。
 
海に囲まれた地の利を生かして中国をはじめ東アジアとの交易が盛んだった琉球は、近隣諸国とのバランスを保つために貢物として工芸品を献上していました。
 
なかでも海外への献上品として特に喜ばれていたのが琉球漆器。琉球王国が設置した「貝摺奉行所(かいずりぶぎょうしょ・王家御用達、献上用などの漆器を指導監督をする王府の役所)」が管理して漆器を制作していました。主に首里城内で使われる道具や、中国・日本へ贈られる献上品のお盆や食籠(じきろう・食事や御菓子などを盛るふた付きの器)などが作られていました。
 


 

沖縄で生まれた独自の技法


 
琉球漆器のはじまりは14世紀頃といわれています。中国や日本から漆の技術を習得し、沖縄の文化を織り交ぜながら独自の技法を生み、芸術性の高い漆器へと質を上げて世に広めていきました。中国由来の技術で文様をつける「加飾法(かしょくほう)」と呼ばれる技法を多彩に使っているのが特徴です。
 
加飾法には線を彫った箇所に金箔を埋めこむ「沈金(ちんきん)」、極薄に加工した鮑貝(あわび)や夜光貝を貼って漆で仕上げをする「螺鈿(らでん)」、漆で絵を描いた箇所に金箔を貼る「箔絵(はくえ)」などの技法があります。
 
そして18世紀初めに職人たちが切磋琢磨して腕を磨くことで新たな加飾法の「堆錦(ついきん)」という技法が誕生しました。


(堆錦の技法で描かれた龍雲)
 
「堆錦は、まず漆に顔料を混ぜて硬めのお餅のような状態にしてローラーで薄く伸ばし、そこから文様を切り取って漆器に貼りつけて立体的な仕上がりする加飾法のこと。現代でもこの「堆錦」の技が施された漆器の80%は沖縄で作られています。

 
   

琉球漆器の魅力


 
高温多湿の沖縄の気候は漆に適していて、新しい技法「堆錦」は、量産に向いていることが重なり琉球漆器は発展を遂げていきます。戦後、日本とアメリカの間に置かれた時代では、アメリカ人からの多くの注文が入り、画期的でモダンなデザインの漆器が高く評価されます。
 
その力強いデザインと、南国の自然のなかで培われた鮮やかな色彩の美しさ。沖縄でしか生まれない風合いが人々を魅了しました。
 
現代の琉球漆器を見てみると、古典の柄「牡丹」や「唐草」「山水」などにとどまらず「ゴーヤー」や「月桃」「バナナ」など、身近な素材を描いた作品が目をひきます。日常的に使いやすい器など、現代のライフスタイルを捉えた漆器も登場しています。
 
 
しかし、時代の流れとともに日本の生活様式の西洋化や、低価格で品質の良い商品の流通により、漆器のニーズは沖縄に限らず全国的に衰退の一途を辿っています。


(モダンなデザインの片口)
 
     

令和の時代こそ、沖縄の漆を楽しんで



『9000年以上続く日本の伝統工芸』として世界では今もなお高い評価を得ている漆。
表面を漆で絵付けした琉球ガラスや幻想的な輝きを放つ螺鈿のアクセサリーなどを新たなライフスタイルに応えられるように職人たちは危機感を持ちながら試行錯誤を続け
ています。

 
日本人に馴染み深い朱色の優しさ。手に取ると惹き込まれる磨き上げた漆黒の美しさ。長い年月を経て漆の佇まいが人々の記憶に刻まれていることを感じ取ることができる。塗りや装飾の美しさに加えて、柔らかな口当たりの質感や、丈夫で長く使えることも漆の魅力です。
 
急ぎ足で過ぎていく日常の流れがひと休みしている今だからこそ、改めてこの島の漆器の魅力に焦点をあてたい。
 
沖縄、そして日本が誇る漆の世界に希望の光を灯したいものです。

 


 

沖縄CLIPマルシェで買える琉球漆器


 
沖縄CLIPマルシェでは那覇市で作られる琉球漆器を取り扱っています。大きめの鉢や、琉球ガラスに漆で描かれた可愛らしいクマノミが描かれたロックグラスかんざしなどバラエティに富んだ品揃え。
 
和食に限らず、好きな器に好きな料理を持って日常の暮らしの中に漆を取り入れてみるときっと新しい発見に出会えるはず。

 
 
 
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ)

 
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